市場分析
Dec 10, 2024

ドル円は151円台に上昇、米金利上昇による円売り

ドル円相場は151円台まで上昇し、米国金利上昇を背景とした円売りが進んだ。株式市場ではダウ平均が3日連続で下落。

日銀副総裁が1月会合直前に異例の講演・記者会見を予定し、市場は利上げの布石との見方を強めている。

テクニカル面では、ドル円は一目均衡表の雲上限で反発し転換線を上回ったが、200日移動平均線が上値の重しとなっている。市場関係者の8割が1月までの利上げを予想しており、RSIは49.8まで回復したものの、50付近では戻り売りが強まる傾向がある。

ドル円は151円台に上昇、米金利上昇による円売り

前日価格変動TOP3

  • AUDJPY +1.52%
  • XAUUSD +0.99%
  • GBPJPY +0.82%

NY市場マーケットハイライト

  • 米株価指数は下落、ダウ平均株価は3日続落
  • 日銀副総裁が1月日銀会合の直前に、異例の講演会と記者会見実施へ
  • 1月会合での日銀利上げの布石と市場は捉える
  • ドル円は151円台に上昇、12月の利上げ観測が後退
  • ドル円は一目均衡表の雲上限で反発し、転換線を上回る
  • シリアでアサド政権が崩壊、中東情勢を懸念し原油は67ドルで反発
  • ユーロドルは売りが強まるも、大きくは動かず1.055ドル付近で推移
  • 豪ドル米ドルは上昇、本日の豪政策金利は現状維持予想
  • ゴールドは窓を開けて上昇、レンジ相場を上抜け

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は一目均衡表の雲に沿って反発上昇しているが、上値には200日移動平均線が控えており、転換線で抑えられている。雲に突入できなかったことは、押し目買いの動きが強く、下値が堅いことを示す。しかし、1月までの利上げを予想する市場関係者は8割におよび、上値も重たい。

【USDJPY/日足】

RSIは49.8まで回復しているが、50は反落ポイントつまり戻り売りが強くなる傾向がある。戻り売りの動きが出るかどうかに注目したい。

今日の経済指標とイベント(12月10日)

  • 12:30(日本時間)、豪政策金利発表
  • 16:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数