ドル円相場は151円台まで上昇し、米国金利上昇を背景とした円売りが進んだ。株式市場ではダウ平均が3日連続で下落。
日銀副総裁が1月会合直前に異例の講演・記者会見を予定し、市場は利上げの布石との見方を強めている。
テクニカル面では、ドル円は一目均衡表の雲上限で反発し転換線を上回ったが、200日移動平均線が上値の重しとなっている。市場関係者の8割が1月までの利上げを予想しており、RSIは49.8まで回復したものの、50付近では戻り売りが強まる傾向がある。
ドル円は151円台に上昇、米金利上昇による円売り
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は一目均衡表の雲に沿って反発上昇しているが、上値には200日移動平均線が控えており、転換線で抑えられている。雲に突入できなかったことは、押し目買いの動きが強く、下値が堅いことを示す。しかし、1月までの利上げを予想する市場関係者は8割におよび、上値も重たい。
RSIは49.8まで回復しているが、50は反落ポイントつまり戻り売りが強くなる傾向がある。戻り売りの動きが出るかどうかに注目したい。