ゴールドは2882ドルの史上最高値を更新し、上昇基調が継続している。
日米首脳会談は概ね成功と評価されたが、トランプ大統領が「相互関税」について言及し、今週の発表が予定されていることから、安全資産としてのゴールドへの需要が高まっている。
テクニカル面では、GMMAの間隔が拡大し安定的な上昇トレンドを示す一方、2874ドルに月足の抵抗線があり、一時的な押し目形成の可能性もある。
為替市場ではドル円が151.50円付近で推移し、148円の安値を目指す展開も視野に入る。米雇用統計は雇用者数が予想を下回ったものの、平均時給は予想を上回り、労働市場は依然として堅調さを維持している。
前日価格変動TOP3
- EURJPY -0.59%
- EURUSD -0.55%
- GBPJPY -0.27%
NY市場マーケットハイライト
- 日米首脳会談が概ね成功と評価、日本への関税は発表されず
- トランプ大統領は「相互関税」について言及、今週発表予定
- 米雇用統計では雇用者数は市場予想を下回る、過去2ヶ月分は上方修正
- 平均時給は市場予想を上回る、労働市場はなお健全
- ゴールドが史上最高値更新中、2867ドル付近で推移
- 貿易問題エスカレートの懸念、安全資産の需要が増加
- ドル円は151.50円付近で推移、相互関税問題が浮上
- ドル円は148円の安値を目指すか、直近安値を割り込む
- ドルインデックスは3日下落、相場が大きく転換する可能性
- ポンド円は3日続落、187.78円の支持線にぶつかる
- ビットコインは動きがない、9万7600ドル付近で張り付き
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは2882ドルの史上最高値を付けた。GMMAの間隔が徐々に広がっており、安定的な上昇基調を描いている。2874ドルに月足単位の抵抗線が存在するため、上値を抑えられてる状況。今後、一度押し目安値を形成する動きになる可能性もある。

フィボナッチリトレースメントが意識されており、押し目買い形成されるとすれば、23.6%や38.2%が意識されるだろう。ただし、相互関税などの詳細が出れば、ゴールドの上昇が加速する可能性もある。押し目を本当に形成するか、見極める必要がありそうだ。
今日の経済指標とイベント(2月10日)
- 9:30(日本時間)、豪建築許可件数