ドル円は146.56円の直近安値を割り込み、下落トレンドが継続。フィボナッチエクスパンションの100%を意識し、147円割れで反発する動きを見せた。200日移動平均線が下降傾向にあり、円高基調の強さを示唆。147円割れの場合は144円まで下落する可能性がある。
米国では失業率が上昇したものの、パウエルFRB議長は経済は堅調とコメントし、金利引き下げを急がない姿勢を示した。S&P500など株価指数は反転し上昇。
他の通貨ペアではユーロドルが1.0830ドルまで上昇、ポンドドルも上昇中。ビットコインは再び下落基調となり、日経平均株価はレンジ相場を下抜け。ドル安は5日続落と強い勢いで進行している。
前日価格変動TOP3
- CADJPY -0.51%
- USDCAD +0.51%
- EURJPY +0.48%
NY市場マーケットハイライト
- パウエルFRB議長は米経済は堅調とコメント
- S&P500は反転し上昇に転じる、その他株価指数も反転
- FRB議長は政策金利の引き下げを急がない考えを示唆
- 米雇用者数は増加も失業率も上昇、米政府職員解雇の影響は来月か
- ドル円は一時147円割れ、フィボナッチエクスパンションの100%を意識
- ゴールドは上値も下値も堅い、2910ドル付近でもみ合いの展開が継続
- ユーロドルは1.0830ドルまで上昇、ドイツの防衛支出増加による期待
- ポンドドルも順調に上昇中、平行チャネルの上限にタッチ
- ビットコインは再び下落基調、10日移動平均線を割り83500ドル台で推移
- 日経平均株価はレンジ相場を下抜け確認、フィボナッチの半値を意識
- ドル安が非常に強い勢いで進行中、ドルインデックスは5日続落
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は146.56円の直近安値を明確に割り込み、下落トレンドの継続を明らかにした。直近安値を更新するのは2回目。フィボナッチエクスパンションの100%が意識され、147円割れで反発し下ヒゲを形成している。

200日移動平均線が右方向に下がってきており、円高基調の強さを示唆している。147円を割れば、144円を目指す可能性がある。ドル安も強くなっているため、さらなる円高に警戒が必要だ。
今日の経済指標とイベント(3月10日)
- 16:00(日本時間)、ドイツ鉱工業生産