トランプ政権は報復関税をしなかった国々に対する上乗せ関税適用を90日間一時停止すると発表した。一方、中国に対しては125%の高率関税を適用し、一律10%の関税も維持される。この発表を受け、市場は大きく反応。ダウ平均株価は3000ドル以上上昇し、日経平均株価も3万1000円から3万5000円付近まで上昇した。
為替市場ではドル円が一時144円台まで急落後、関税停止発表で147円台に回復。ゴールド市場では3087ドル付近まで上昇し、原油も急騰して63ドル付近で終値をつけた。市場の極端なリスクオフムードは後退し、各市場への資金流入が見られている。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +7.28%
- XAUUSD +3.26%
- USDJPY +1.03%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ政権は中国以外の国々に対し上乗せ関税適用の一時停止を発表
- 中国に対しては125%の関税を適用、一律10%の関税は維持
- 株価指数は急騰、ダウ平均株価は3000ドル以上の上昇
- ドル円は144円台に急落も関税停止を受けて147円台に上昇
- ユーロドルは一時上昇も上値を抑えられる、EU圏は停止対象外か
- 日経平均株価は3万1000円から3万5000円付近に上昇
- 豪ドル米ドルは急騰、資源価格の急騰に連動
- ゴールドは上昇、大陽線を形成し3087ドル付近で推移
- 原油は2021年以来56ドル付近まで下落も急騰、63ドル付近で終値
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは3000ドル付近から3080ドル付近へと急騰した。トランプ政権は一夜にして方針を転換し、為替・株式相場は大荒れとなっている。極端なリスクオフムードは後退し、ゴールドにも資金が戻ってきた。転換線を再び上回っており、最高値3167ドルを更新できるかが注目点。

下落の窓を埋めて「陰線+十字線+大陽線」の形状となっており、上昇基調が継続することを示唆している。RSIは58であり、上昇余地はありそうだ。
今日の経済指標とイベント(4月10日)
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