米CPIが市場予想を上回り、インフレ率低下傾向に陰りが見られる。米失業保険申請件数は1年ぶりの高水準となり、ソフトランディングの難しさが示唆された。
為替市場ではドル高が進行し、ユーロドルは雲を割り込んでダブルトップを形成。1.0940ドル付近で推移している。
ポンドドルも雲に突入し、1.300ドルを割るか注目される。ゴールドは反発し、原油は中東情勢の不安定化でボラティリティが高まっている。
ユーロドルのテクニカル分析では、「三役暗転」シグナルが点灯し、1.088ドルが次の下値目標となる可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.83%
- CADJPY -0.70%
- GBPJPY -0.58%
NY市場マーケットハイライト
- 米CPIが市場予想を上割る、インフレ率低下傾向に陰り
- 米失業保険申請件数は1年ぶり高水準、ソフトランディングは難しいか
- 次回FOMC会合での慎重な利下げを要求する声もあり
- ドル円は一時149円近くまで上昇も、円高に再度傾く
- 米本土へのハリケーン上陸も影響か、失業者が上昇
- ユーロドルは雲を割り込む、フィボナッチの半値も割り込む
- ユーロドルはダブルトップを形成、1.0940ドル付近で推移
- ポンドドルは雲にこれから突入、ネックライン1.300ドルを割るかに注目
- ゴールドは包み足を形成、2600ドル前半から2628ドルまで上昇
- 原油のボラティリティが非常に大きい、中東情勢の不安定化が要因
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルはダブルトップを形成し、ネックラインを割り下落。昨日は一目均衡表の雲を割り込んだ。直近の上昇トレンドの半値に該当する1.0934ドルを割り込み、ドル高が強くなっている。
雲を割ったことで、一目均衡表の「三役暗転」シグナルが点灯。1.088が61.8%に該当し、直近の下値目標となりそうだ。
今日の経済指標とイベント(10月11日)
- 15:00(日本時間)、英GDP
- 15:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 21:30(日本時間)、米コア生産者物価指数
- 21:30(日本時間)、カナダ雇用統計
- 23:00(日本時間)、ミシガン大学消費者信頼感指数
- 翌2:10(日本時間)、FRB理事ボウフマン氏講演