トランプ政権による鉄鋼・アルミニウムへの25%関税計画を受け、市場が反応した。
USスチールなどの素材株と米主要株価指数が上昇。ドル円は151円前半から152円付近まで上昇し、明けの明星のパターンが出現。ただし関税はまだ実施されておらず、「噂で買って事実で売る」の動きか。
ゴールドは2900ドルを突破し、ボリンジャーバンドの+2σ線を上回る。原油は73ドル付近まで上昇。
ドル円のテクニカル分析では、フィボナッチ38.2%で反発しているものの、RSIは35付近の安値圏で推移しており、149円を目指す可能性がある。
前日価格変動TOP3
- AUDJPY +0.54%
- USDJPY +0.40%
- CADJPY +0.27%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ政権は鉄鋼とアルミニウムへ25%の関税を計画
- 米国のUSスチール株を含む素材株が上昇、米主要株価指数も上昇
- 関税計画の先が読めず、市場は方向感がない状況か
- ドル円は151円前半から152円付近へ上昇
- ドル円は明けの明星「陰線+十字線+陽線」が出現、ドル高が影響
- 関税がまだ実施されず、「噂で買って事実で売る」戦略か
- ゴールドは2900ドルを突破、安全資産のゴールドに資金が流れる
- ゴールドはボリンジャーバンドの+2σ線を上回る
- 原油は2日続伸で73ドル付近に上昇、関税や地政学的リスクを意識
- ビットコインは9万6000ドルより下値が堅く反発
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチリトレースメントの38.2%で反応して、反発している。トランプ政権の関税計画を受けて、ドル高が強まり、ドル円は上昇した。実際に関税が発動されれば、安全資産として円が買われる可能性も残されている。
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RSIは35付近で推移しており、依然として安値圏で推移。安定的な下落基調を形成している。38.2%を割り込めば、フィボナッチリトレースメントの半値である149円付近を目指す可能性がある
今日の経済指標とイベント(2月11日)
- 17:45(日本時間)、英中銀金融政策委員マン委員講演
- 21:15(日本時間)、英BOEベイリー総裁発言