米中貿易摩擦激化により市場に大きな影響が出ている。対中関税は145%に達し、これを受けダウ平均は1000ドル以上下落。
ドル円は144円台まで下落し、6ヶ月ぶりの安値を更新。今後は139.50円の節目を目指す展開が予想される。ドル安が急速に進み、対照的にゴールドは2178ドルの最高値を更新、ユーロドルも急騰した。原油は需要減少懸念から60ドル付近で推移。
リスクオフ傾向が強まる中、本日は英国GDP、ドイツCPI、米PPIなど重要経済指標の発表が予定されている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +3.2%
- USDJPY -2.41%
- EURUSD +2.26%
NY市場マーケットハイライト
- 米国株は下落、ダウ平均株価は1000ドル以上の下落
- 対中関税は合計145%、貿易戦争の対象は中国に集中
- ドル円は6ヶ月ぶりに安値更新、144円台で推移
- ドル円は節目の安値139.50円を目指す展開か
- 米中貿易戦争の激化を受けてゴールドが最高値更新、2178ドルまで急上昇
- 為替市場はドル安が一気に進行、ドルインデックスが急落
- ユーロドルは急騰、1.1190ドルの過去高値を上回る
- EU圏は交渉を勧める方針、合意するかは不透明
- 原油は再び下落し60ドル付近で推移、需要減少の懸念が拡大
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。リスクオフの流れが強まり、ドル円は安値更新。144.30円まで下落している。全世界向けの関税は停止されたが、対中関税が145%となり、景気後退ムードが強まっている。

RSIは34に到達しているものの、米国株式市場の下落に伴い、さらに下落する可能性もある。主要な節目である139.50円を目指すことが予想される。
今日の経済指標とイベント(4月11日)
- 15:00(日本時間)、英国内総生産
- 15:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 21:30(日本時間)、米生産者物価指数
- 23:00(日本時間)、米ミシガン大学期待インフレ率