市場分析
Aug 12, 2024

ドル円は141円台から反発、米CPIが焦点

ドル円は141円台から反発。米CPIの発表が焦点となっている。株式市場は持ち直し、日経平均株価とS&P500の週足は大きな下ヒゲを形成。ユーロドルとポンドドルは方向性が定まらずレンジ相場。豪ドルは中銀のタカ派姿勢を受けて上昇。ゴールドは小幅上昇、原油は3日続伸。VIXは一時上昇後に下落。

ドル円のテクニカル分析では、フィボナッチリトレースメントの23.6%が支持線として機能。RSIが30を上回り、好転の兆しがあるものの、転換線と10日移動平均線を超えていない点に注意が必要。米利下げ観測が高まれば円高圧力となる可能性があり、米CPIの結果が重要となる。

前日価格変動TOP3

  • JPN225 -1.14%
  • AUDJPY -0.75%
  • USDJPY -0.47%

NY市場マーケットハイライト

  • 株式市場は持ち直し、週足の日経平均株価は大きな下ヒゲを形成
  • S&P500の週足は基準線が支持線になり大きな下ヒゲを形成
  • ドル円は10日移動平均線が抵抗線に、今週は転換線を上回るかが焦点
  • ユーロドルは安定せず、1.068~1.10ドルのレンジ相場内で推移
  • ポンドドルも方向性なし、雲で反発も10日移動平均線が抵抗線
  • 豪ドルは非常に長いタクリ足が出現後、大きく上昇
  • 豪中銀の追加利上げをいとわないタカ派姿勢が影響か
  • ゴールドは小幅上昇、市場の安定に伴って利下げ観測を織り込む動きか
  • 原油は3日続伸、中東情勢の不安定化を反映
  • VIX(恐怖指数)は一時36.5に上昇も、19.6まで下落
  • ドルインデックスは下落傾向、転換線で反落し安値を更新する可能性あり

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチリトレースメントの23.6%を上回り、23.6%が支持線として機能している。RSIが30を上回り、「明けの明星」に類似したローソク足が出現している。しかし、転換線と10日移動平均線を超えておらず、油断は禁物。

【USDJPY/日足】

23.6%の支持線を維持できるかどうかが焦点。ファンダメンタルとしては米利下げ観測が高まれば円高圧力となりやすい。米CPIを待つ相場だ。

今日の経済指標とイベント(8月12日)

  • 20:00(日本時間)、OPEC月次報告