ドル円は141円台から反発。米CPIの発表が焦点となっている。株式市場は持ち直し、日経平均株価とS&P500の週足は大きな下ヒゲを形成。ユーロドルとポンドドルは方向性が定まらずレンジ相場。豪ドルは中銀のタカ派姿勢を受けて上昇。ゴールドは小幅上昇、原油は3日続伸。VIXは一時上昇後に下落。
ドル円のテクニカル分析では、フィボナッチリトレースメントの23.6%が支持線として機能。RSIが30を上回り、好転の兆しがあるものの、転換線と10日移動平均線を超えていない点に注意が必要。米利下げ観測が高まれば円高圧力となる可能性があり、米CPIの結果が重要となる。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチリトレースメントの23.6%を上回り、23.6%が支持線として機能している。RSIが30を上回り、「明けの明星」に類似したローソク足が出現している。しかし、転換線と10日移動平均線を超えておらず、油断は禁物。
23.6%の支持線を維持できるかどうかが焦点。ファンダメンタルとしては米利下げ観測が高まれば円高圧力となりやすい。米CPIを待つ相場だ。