ドル円相場は一時140円台まで下落したが、その後反発。米コアインフレ率が予想を上回り、0.50%の利下げは難しくなった。市場の関心は今月末のFOMCに集中し、慎重な利下げ継続が予想される。為替市場では日中はドル安、NY時間はドル高と複雑な動きを見せた。ドル円は高値切り下がりのトライアングルを形成し、141.70円を割り込むと140円割れの可能性も。次の注目イベントは日銀政策決定会合となる。他の通貨ペアや商品市場も値動きが活発化している。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +1.54%
- XAUUSD +0.22%
- EURUSD -0.07%
NY市場マーケットハイライト
- 米コアインフレ率は予想を上回る、0.50%の利下げは難しいか
- 米大統領候補討論会が終わる、ハリス氏が世論調査では優勢
- 市場の関心は今月末のFOMC、慎重に利下げを継続すると市場は予想
- 為替市場では日中はドル安・NY時間はドル高、複雑な値動き
- ドル円は支持線のブレイクアウトに失敗、大きなヒゲを形成
- ドル円では高値切り下がりのトライアングルを形成
- ユーロドルは28日MAで反落、直近安値を割り下落トレンド発生
- ポンドドルは28日MAで反発、28日MAを割るかに注目
- ゴールドは2527ドルが抵抗線、2500ドルと2527ドルのレンジ相場
- 原油は反発も弱い、67ドル付近で推移
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。大統領候補討論会と米CPIのビッグイベントがあり、一時140.70円まで下落したものの、NY時間に反発してブレイクアウトはできなかった。長期的には円高方向の流れが継続するが、次の材料待ち相場となりそうだ。
トライアングルを形成しているため、141.70円を割り込むと、140円割れも視野に入る。次の大きなイベントは日銀政策決定会合となる。
今日の経済指標とイベント(9月12日)
- 8:50(日本時間)、日本大企業製造業景況判断指数
- 10:00(日本時間)、日銀田村委員講演
- 21:30(日本時間)、米失業保険継続申請件数
- 21:30(日本時間)、米PPI(生産者物価指数)