米CPIが市場予想通りとなり、来週のFOMCでの利下げ観測が強まっている。ユーロドルは4日連続で下落し、転換線を割り込んだもののレンジ圏内での推移が続いている。RSIは39と下落基調を示している中、本日のECB政策金利発表が注目される。
為替市場ではドル円が200日移動平均線を上回り152.50円付近で推移。ゴールドは4日連続で上昇し、節目となる2720ドルに接近している。原油市場は、米国がロシアとの石油取引制裁を検討しているとの報道を受けて大きく上昇した。また、カナダ中銀は2回連続の利下げを実施した。
ユーロドルは下落、米CPIは市場予想どおり
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.90%
- CADJPY +0.51%
- USDJPY +0.36%
NY市場マーケットハイライト
- 米CPIは市場予想どおり、来週のFOMCでの利下げ観測高まる
- カナダ中銀は2回連続で利下げを実施、今後は原則の可能性
- 米ドルカナダドルは一時的に下落も、持ち直す
- ドル円は200日移動平均線を上回って終値、152.50円付近
- ユーロドルは4日続落、転換線を割るもレンジ範囲内で推移
- 豪ドル米ドルは下落、過去の安値0.6350ドルを割るかが焦点
- ゴールドは4日続伸、節目の高値2720ドルに接近中
- 原油は大きく上昇、米がロシアとの石油取引制裁検討と報道
- 本日はECBの政策金利発表、利下げがほぼ確実視
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは4日続落しているが、レンジ範囲内を推移しており、ボラティリティが小さくなっている。今後の注目ポイントは1.0480ドルを割るかどうかが焦点となりそうだ。本日のECB政策金利とその後の会見で、来年以降にも利下げをする意向なのかどうかが重視されるだろう。
RSIは39となっており、下落基調の水準になっている。本日夜の動きに注目したい。
今日の経済指標とイベント(12月12日)
- 9:30(日本時間)、豪雇用統計
- 16:00(日本時間)、英GDP
- 22:15(日本時間)、ECB政策金利発表
- 22:30(日本時間)、米生産者物価指数