ユーロドルが反発し、ウクライナが米国案に同意したことで上昇傾向が続いている。NY市場では米国株が軟調な展開となり、トランプ大統領の関税に関する発言で市場が混乱。S&P500などの指数は強い下落トレンドを示し、VIXも高水準で推移している。
ドル円は147.79円まで反発し、ゴールドも上昇基調を維持。ユーロドルは1.0915ドルまで上昇し、テクニカル分析では強い上昇トレンドが続いている。
本日は米消費者物価指数やカナダ政策金利などの重要経済指標の発表が予定されている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.95%
- GBPJPY +0.92%
- EURJPY +1.08%
NY市場マーケットハイライト
- 米国株は引き続き軟調な展開、トランプ大統領の発言で混乱
- S&P500やナスダック、ダウ平均のADXは56以上、非常に強い下落トレンド
- VIXは一時26.5まで上昇も現在は24.2で推移、まだ落ち着かず
- トランプ大統領は関税引き上げ表明と撤回を繰り返す
- 米ドルカナダドルは上昇と下落を繰り返す
- 午前中にカナダへの関税を50%に引き上げと公表後、午後に見直しとコメント
- ドル円は反発して上昇し147.79円、フィボナッチを意識
- ゴールドは上昇、転換線が基準線を下回るが上昇基調は維持か
- ユーロドルは上昇が続く、1.0915ドルまで上昇し1.1ドルを試すか
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。再びウクライナ停戦の期待が高まり、ユーロドルは1.09ドルを上回って終値を迎えた。10日移動平均線からも離れてきており、1.1ドルにトライした後、一度反落する可能性もある。

ADXは36,+DIは32となっており、強い上昇が続いている。一時的な調整があると考えられるが、引き続きユーロ高の相場は続きそうだ。
今日の経済指標とイベント(3月12日)
- 8:50(日本時間)、日本企業物価指数
- 21:30(日本時間)、米消費者物価指数
- 22:30(日本時間)、米原油在庫量
- 22:45(日本時間)、カナダ政策金利
- 23:30(日本時間)、カナダ中銀総裁記者会見