米雇用統計が事前予想を上回る好調な結果となり、新規雇用者数は予想より10万人多く、失業率も4.1%に低下した。これにより米国の利下げ観測が後退し、2025年の利下げ予想も見直される動きが出ている。
市場では株式が大幅安となり、為替市場ではドル高が進行。ドル円は159円に迫る場面もあったが、その後157.20円まで下落。ポンド円は雲を下抜けし192.50円付近まで下落、RSIは39付近で下落基調を示している。
ゴールドは2690ドルまで上昇し、原油はバイデン大統領のロシア石油制裁追加を受けて大幅高となった。
ポンド円は雲を下抜け、米雇用統計は絶好調
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +3.05%
- XAUUSD +0.76%
- USDJPY -0.29%
NY市場マーケットハイライト
- 米雇用統計は絶好調、事前予想より10万人多い新規雇用者
- 米失業率も低下、事前予想よりも良く4.1%に低下
- 米利下げ観測が大幅後退、2025年の利下げを取り下げる動きもあり
- 米株式市場は大幅安、ダウ平均株価は転換線が抵抗線として機能
- ドル円は一時的に159円に接近も株安に連動して157.20円まで下落
- ユーロドルも大幅下落、ドル高で1.025ドルを割り込む
- ポンドドルは4日続落、1.22ドルを割り込みボリンジャーバンドの-2σ線上
- 豪ドル米ドルも下駄く、直近安値を更新し0.60ドルを目指す展開
- ポンド円を含むクロス円も大幅下落、ポンド円は雲を下抜け
- ゴールドは上昇、下降トレンドラインを上抜け2690ドルに上昇
- 原油は大幅高、バイデン大統領がロシア石油に新制裁を追加
ポンド円テクニカル分析
ポンド円の日足チャートを分析する。ポンド円は一目均衡表の雲を下抜けしており、192.50円付近になっている。RSIは39付近となっており、安定的な下落基調を示唆。90日移動平均線も下抜けしている。ポンドドルが弱く、米株市場の下落に連動して円高となり、ポンド円は大きな下落となった。
今後、192.25円を下抜けすれば、190.15円付近まで下落する可能性がある。ポンドが非常に弱くなっており、ポンド円のさらなる下落に十分注意する必要がある。
今日の経済指標とイベント(1月13日)
- 日本株式相場休場