スイス中銀が予想外の大幅利下げを実施したことを受け、米ドルスイスフランは大きく上昇している。5日連続の上昇で200日移動平均線を上回って推移しており、RSIも60に上昇して更なる上値を示唆している。直近高値の0.8950ドルが次の節目となる。
一方、ECBは3会合連続で利下げを実施し、ラガルド総裁は来年以降も利下げ方針を表明。これを受けてユーロドルは5日連続で下落し、1.0480ドルの節目を割り込んだ。
また、米国では生産者物価指数が予想以上に上昇し、失業保険申請件数も増加するなど、労働市場に弱さが見え始めている。ドル円は5日連続で上昇し、基準線での攻防が続いている。
USDCHFは上昇基調、スイス中銀が予想外の大幅利下げ
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.39%
- GBPUSD -0.64%
- GBPJPY -0.45%
NY市場マーケットハイライト
- 米ドルスイスフランは上昇、スイス中銀が予想外の大幅利下げ
- スイスフラン高を抑制する意図、USDCHFは上昇
- ECBは3会合連続で利下げを実施
- ラガルド総裁は来年以降も利下げを実施していくと表明
- ユーロドルは5日続落、1.0480ドルの節目価格を割り込む
- ドル円は5日続伸、基準線にぶつかり激しい攻防
- 米PPIが予想外に上振れ、卵の高騰が要因か
- 米失業保険申請件数も増加、労働市場に徐々に陰りが見え隠れ
- ゴールドは反落、包み足を形成し雲を上抜けできず
米ドルスイスフランテクニカル分析
米ドルスイスフランの日足チャートを分析する。レンジ相場を形成していたが、スイス中銀の大幅利下げによって大きく上昇した。5日続伸し、200日移動平均線の上側で推移しており、直近高値である0.8950ドルを上抜けするかが注目される。

RSIは60に上昇しており、まだ上昇の余地はあるといえるだろう。大幅利下げによる余波によって、直近高値を更新するかどうかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(12月13日)
- 8:50(日本時間)、日銀短観大企業製造業業況判断
- 13:30(日本時間)、日本鉱工業生産
- 19:00(日本時間)、EU鉱工業生産