スイス中銀が予想外の大幅利下げを実施したことを受け、米ドルスイスフランは大きく上昇している。5日連続の上昇で200日移動平均線を上回って推移しており、RSIも60に上昇して更なる上値を示唆している。直近高値の0.8950ドルが次の節目となる。
一方、ECBは3会合連続で利下げを実施し、ラガルド総裁は来年以降も利下げ方針を表明。これを受けてユーロドルは5日連続で下落し、1.0480ドルの節目を割り込んだ。
また、米国では生産者物価指数が予想以上に上昇し、失業保険申請件数も増加するなど、労働市場に弱さが見え始めている。ドル円は5日連続で上昇し、基準線での攻防が続いている。
USDCHFは上昇基調、スイス中銀が予想外の大幅利下げ
米ドルスイスフランの日足チャートを分析する。レンジ相場を形成していたが、スイス中銀の大幅利下げによって大きく上昇した。5日続伸し、200日移動平均線の上側で推移しており、直近高値である0.8950ドルを上抜けするかが注目される。
RSIは60に上昇しており、まだ上昇の余地はあるといえるだろう。大幅利下げによる余波によって、直近高値を更新するかどうかに注目したい。