英国の雇用状況悪化を受け、ポンドドルが急騰した。失業保険申請件数が大幅に増加し、失業率も上昇したことで、イングランド銀行の利下げ観測が高まっている。
一方、米国では生産者物価指数が予想を下回り、インフレ鈍化が顕著になったことで株価が上昇。ドル円は147円を割り込み、ユーロドルも上昇した。市場は米消費者物価指数(CPI)の発表を待っており、ボラティリティ上昇の可能性がある。
ポンドドルは基準線を突破し、さらなる上昇の可能性があるが、米CPIの結果次第で大きく変動する可能性もあり、慎重な取引が求められている。
前日価格変動TOP3
- GBPUSD +0.84%
- EURUSD +0.58%
- GBPJPY +0.45%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は大幅上昇、利下げ観測が高まる
- 米生産者物価指数は予想を下回る、インフレ鈍化が顕著
- 日経平均株価も基準線まで回復、36400円台で推移
- 水曜日は米CPIが発表予定、ボラティリティが一段と上昇する可能性
- ドル円は147円割れ、米利下げ観測の高まりで円買いに
- ポンドドルが急騰、1.285ドルを上回り基準線を超える
- 英は失業保険申請件数が大幅上昇、失業率も4.7%
- 英雇用統計が悪化しており、今週の利下げ観測が高まる
- ユーロドルも上昇、1.095ドルのレンジ上限を突破し1.10に張り付き
- 原油は雲に突入し反落、需要減少を意識
- ゴールドは米CPIの発表待ち、2465ドル付近の高値に張り付き
ポンドドルテクニカル分析
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルは急騰している。失業保険申請件数が13万5000件と、大幅に上昇。雇用状況が悪化している。ポンドドルは基準線を上抜け、ボリンジャーバンドの中央線も上抜けている。
200日移動平均線も緩やかに上昇基調を維持し、レンジ相場を突破する可能性がある。一方、明日の米CPI次第ではドル高・ドル安に大きく乱高下する可能性もあり、慎重な取引が必要だ。
今日の経済指標とイベント(8月14日)
- 11:00(日本時間)、NZ中銀政策金利発表