英国の雇用状況悪化を受け、ポンドドルが急騰した。失業保険申請件数が大幅に増加し、失業率も上昇したことで、イングランド銀行の利下げ観測が高まっている。
一方、米国では生産者物価指数が予想を下回り、インフレ鈍化が顕著になったことで株価が上昇。ドル円は147円を割り込み、ユーロドルも上昇した。市場は米消費者物価指数(CPI)の発表を待っており、ボラティリティ上昇の可能性がある。
ポンドドルは基準線を突破し、さらなる上昇の可能性があるが、米CPIの結果次第で大きく変動する可能性もあり、慎重な取引が求められている。
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルは急騰している。失業保険申請件数が13万5000件と、大幅に上昇。雇用状況が悪化している。ポンドドルは基準線を上抜け、ボリンジャーバンドの中央線も上抜けている。
200日移動平均線も緩やかに上昇基調を維持し、レンジ相場を突破する可能性がある。一方、明日の米CPI次第ではドル高・ドル安に大きく乱高下する可能性もあり、慎重な取引が必要だ。