ドル円は150円に迫る勢いを見せている。米10年債利回りが4.10%に上昇し、市場では金利据え置き案も浮上している。
米消費者物価指数が予想を上回り、大幅利下げ観測が後退。ドル円はフィボナッチリトレースメントの38.2%で反発し、50%に当たる150.70円を目指す可能性がある。RSIは56で上昇基調を維持。
ゴールドは2日連続で上昇し、金利上昇と同時に起きている点が注目される。VIXは20付近で推移し、市場の不安感も徐々に高まっている。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチリトレースメントを強く意識している。8月16日の高値149.38円を上回り、149.56円まで上昇した。38.2%付近で「陰線+十字線+陽線」の上昇パターンを形成している。直近高値を更新したことで目標高値が50%(半値)付近に該当する150.70円となった。
RSIは56となっており、継続して上昇基調を維持している。26日移動平均線と52日移動平均線がゴールデンクロスとなるかに注目したい。