ドル円は150円に迫る勢いを見せている。米10年債利回りが4.10%に上昇し、市場では金利据え置き案も浮上している。
米消費者物価指数が予想を上回り、大幅利下げ観測が後退。ドル円はフィボナッチリトレースメントの38.2%で反発し、50%に当たる150.70円を目指す可能性がある。RSIは56で上昇基調を維持。
ゴールドは2日連続で上昇し、金利上昇と同時に起きている点が注目される。VIXは20付近で推移し、市場の不安感も徐々に高まっている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.04%
- AUDJPY +0.56%
- GBPJPY +0.45%
NY市場マーケットハイライト
- 米主要株価指数は上昇、S&P500は再び最高値更新中
- 米10年債利回りが上昇、節目水準である4.10%に到達
- 市場では金利据え置き案も浮上、大幅利下げ観測が急激に後退
- 米消費者物価指数は予想を上回って上昇、利下げしにくい環境
- ドル円は150円台に迫る、フィボナッチリトレースメントを強く意識
- ドル円はフィボナッチリトレースメント38.2%で反発、50%を目指す
- ゴールドは2日続伸、金利上昇とゴールド上昇が同時に発生
- 恐怖指数も徐々に上昇中、VIXは20付近で推移
- 豪ドル米ドルは上昇チャネルを形成、52日移動平均線が意識される
- 原油価格は上昇、一目均衡表の雲の中で推移
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチリトレースメントを強く意識している。8月16日の高値149.38円を上回り、149.56円まで上昇した。38.2%付近で「陰線+十字線+陽線」の上昇パターンを形成している。直近高値を更新したことで目標高値が50%(半値)付近に該当する150.70円となった。
RSIは56となっており、継続して上昇基調を維持している。26日移動平均線と52日移動平均線がゴールデンクロスとなるかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(10月14日)
- 20:00(日本時間)、OPEC月次会議
- 翌4:00(日本時間)、ウォラーFRB理事講演