ポンドドルは1.28ドルから反落し、1.27ドル付近まで急落している。これはフィボナッチエクスパンション61.8%に該当する価格帯で、過去の安値として意識された支持帯となっている。
市場では米インフレ率の安定化を受け、12月の利下げ観測が強まっている。ドル円は155.60円付近で推移し、ゴールドは4日連続の下落で2500ドル割れが視野に入る。
主要通貨ペアでは、ユーロドルが1.056ドル付近まで下落。原油市場では67ドルの支持帯でやや反発している。
ポンドドルは下落継続、1.27ドルが割れるかが焦点
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -0.83%
- AUDUSD -0.76%
- USDJPY +0.61%
NY市場マーケットハイライト
- 米下院が共和党多数派維持、トリプルレッド成立で世界は戦々恐々
- 米消費者物価指数は前年比+3.3%、12月の利下げを市場は予想
- 米インフレ率安定でも株価はほとんど動かず、高値警戒感が強いか
- ドル円は155.60円付近で推移、ボリンジャーバンドの+2σ線に沿う
- ゴールドは4日続落、2500ドル割れも視野に入れるべきか
- ゴールドはRSIが50を割り込む、フィボナッチ23.6%を割る
- ドルインデックスは4日急伸、米ドル買いが急速に進行中
- ユーロドルは4日下落、1.06ドル割れで1.056ドル付近で推移
- ポンドドルも4日下落、1.27ドルが支持線となるかが焦点
- 原油は67ドルの支持帯でやや反発、3回目の下値ブレイクトライ
ポンドドルテクニカル分析
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルは1.28ドルで急反発したが、英雇用統計で失業率の上昇などの結果を受け、反落。1.2830ドルを割り込み1.27ドルまで急落している。フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%に該当する価格帯だ。
1.27ドルは過去に意識された安値でもあり、強い支持帯になると想定される。また、ボリンジャーバンドの-3σ線にタッチしており、反発する確率も高くなっている点に注意が必要だ。
今日の経済指標とイベント(11月14日)
- 9:30(日本時間)、豪雇用統計
- 19:00(日本時間)、EU圏GDP
- 22:30(日本時間)、米コアPPI
- 22:30(日本時間)、米失業保険継続申請件数
- 翌5:00(日本時間)、米FRBパウエル議長講演