トランプ政権が欧州産アルコール飲料に200%の関税を発表し、ユーロドルは2日続落。米S&P500は10%下落し調整局面入り。米金融機関は成長見通しを引き下げ、マイナス成長の可能性も示唆。
ゴールドは関税発表を受けたリスクオフで2988ドルの最高値を更新。植田日銀総裁は賃金上昇継続をコメントし金利正常化期待。ドル円は10日移動平均線で反落し円高継続。ユーロドルはRSIが68に下落し、1.078ドルまでの調整の可能性あり。
本日は英GDP、ドイツ消費者物価指数、ミシガン大学の経済指標が発表予定。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.85%
- AUDJPY -0.91%
- CADJPY -0.84%
NY市場マーケットハイライト
- 米S&P500が調整局面入り、直近高値から10%値下がり
- トランプ大統領は欧州産アルコール飲料に200%の関税を発表
- 米金融機関は相次いで米成長見通しを引き下げ、マイナス成長の可能性もあり
- ゴールドは最高値更新し2988ドルに上昇、関税発表でリスクオフ
- 米FRBにより金利引き下げを見込むも関税によるインフレ上昇の懸念もあり
- 植田日銀総裁は賃金上昇が続くとコメント、金利正常化に期待
- ドル円は10日移動平均線で反落、金利上昇に伴って円高継続
- ユーロドルは2日続落、トランプ政権の関税発表が影響
- ユーロドルはRSIが68を下回る、調整が入る可能性
- USDCADは上昇、高値切り下がり・安値切り上げのトライアングル
- 原油は下落、10日移動平均線を意識し66.7ドルで推移
- ビットコインは反落、フィボナッチリトレースメントの半値に接近中
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。トランプ政権と欧州の関税合戦が激しくなった。ウクライナ停戦という好材料もあり、そこまで大きな下落にはなっていないが2日続落。10日移動平均線付近までは調整する可能性がある。

RSIが70を下回り、68となった。一般的には売りシグナルとみなされる動き。23.6%が該当する1.078ドルまで下落するシナリオを考慮する必要がありそうだ。
今日の経済指標とイベント(3月14日)
- 16:00(日本時間)、英GDP
- 16:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 23:00(日本時間)、ミシガン大学期待インフレ率
- 23:00(日本時間)、ミシガン大学消費者信頼感指数