米国の消費者物価指数が予想通りとなり、インフレ率は緩やかに鈍化している。これにより9月の利下げ観測が高まったが、緊急利下げの可能性は低いとされる。株式市場は上昇し、ドル円は146円台まで下落後、147円台に反発した。ユーロドルは3日連続で上昇し、ポンドドルは1.282ドル台で推移している。金価格は下落し、原油価格も2日連続で下落した。ドル円は146円~147.70円のレンジ相場を形成しており、方向感に乏しい動きが続いている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -0.81%
- AUDUSD -0.59%
- USDJPY +0.34%
NY市場マーケットハイライト
- 米消費者物価指数は2%台、コア指数が4ヶ月連続で下落
- 9月の利下げ観測を高める、ほぼ市場予想どおり
- 米株価指数は上昇、利下げ観測期待で株高に
- 米インフレ率の鈍化は緩やか、緊急利下げは否定される
- ドル円は146円前半に下落も反発上昇、147円台で推移
- ユーロドルは3日続伸、下落トレンドラインを上方向へブレイク
- ポンドドルは基準線で反落、1.282ドル台で推移
- 豪ドルは雲の中でもみ合い、反落も200日移動平均線が支持線に
- NZDUSDは200MAで反落し「陰のたすき線」を形成、戻り高値売りか
- ゴールドは下落、緩やかなインフレ鈍化が影響か
- 原油は2日続落、200日移動平均線付近でのもみ合い
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。米CPIが予想どおりになり、ドル円は146.07円まで下落したが、株高に連動して押し目買いが入り、147.25円まで回復した。ドル円は現在、146円~147.70円のレンジ相場を形成しており、方向感がない動きが続く。米CPIでもブレイクアウトはできなかった。
転換線は上回っており、RSIも34付近で推移。ボリンジャーバンドの中央線が推移する150円近くまで戻る可能性も視野に入れておきたい。
今日の経済指標とイベント(8月15日)
- 8:50(日本時間)、日本GDP
- 10:30(日本時間)、豪雇用統計
- 15:00(日本時間)、英GDP
- 21:30(日本時間)、米小売売上高
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数