ドル円相場は158円付近で推移し、こう着状態が続いている。日銀の氷見副総裁は来週の金融政策決定会合で利上げについて議論する可能性を示唆。物価見通しは想定通りで、賃上げ期待も高いとコメントした。
テクニカル分析では、ATRからボラティリティの低下が確認され、相場の上昇勢いが鈍化。RSIは62付近で、本日発表の米消費者物価指数次第で相場が大きく変動する可能性がある。
他のマーケットでは、米株価指数が小幅上昇、ゴールドは2677ドル付近で推移、原油は反落。イスラエルとハマスは停戦と人質解放で合意した。
ドル円はこう着状態、来週の日銀金融政策決定会合で利上げ議論か
前日価格変動TOP3
- EURUSD +0.64%
- XAUUSD +0.52%
- USDJPY +0.34%
NY市場マーケットハイライト
- 日銀氷見副総裁は来週の会合で利上げを議論とコメント
- 物価見通しも想定どおりであり賃上げ期待も高いとコメント
- ドル円は158円付近で推移、転換線を再び上回る
- ドル円のATRではボラティリティ減少、RSIは安定的な上昇基調を示唆
- 米株価指数は小幅上昇、本日の米CPIを控えて様子見姿勢
- トランプ政権は関税引き上げを月毎に徐々に引き上げる案を検討
- ゴールドは2677ドル付近、雲上限が支持線となり反発
- ユーロドルは上昇、ドルインデックスが6営業日ぶりに反落
- 原油は反落、イスラエルとハマスは停戦と人質解放で合意
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ATRを見ると、徐々にボラティリティが下落しつつあり、相場が上昇の勢いを失っていることを示す。現在、平均ボラティリティは107Pips/日となっている。転換線が支持線として機能しており、こう着状態だ。
RSIは62付近となっており、本日の米消費者物価指数次第で相場も大きく変動することが予想される。転換線の下抜け、もしくは高値更新に注目したい。
今日の経済指標とイベント(1月15日)
- 16:00(日本時間)、英消費者物価指数
- 22:30(日本時間)、米コア消費者物価指数
- 22:30(日本時間)、米ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 深夜0:30(日本時間)、米原油在庫量
- 翌1:00頃(日本時間)、FOMCメンバーウィリアムズ氏講演