米国の小売売上高が予想を上回り、失業保険申請件数も減少したことで、米国経済の底堅さが示唆された。これにより、米国株価指数は大幅に上昇し、VIX指数は15付近まで下落した。
一方、ドル買いが強まり、ドル円は149円台に急騰。ユーロドルは反落し、高値圏でタスキ線を形成した。ポンドドルは上昇も、基準線が支持線として機能し上抜けできず。ユーロドルの日足チャートでは、フィボナッチエクスパンションの61.8%と下降トレンドライン・転換線が支持線となっている。今後、1.1057ドルまでの上昇可能性があり、それを上抜けると1.1140ドルが視野に入る。
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは長期間にわたりレンジ相場を形成していたが、最近になって上方向へブレイクアウトした。昨日はドル高になった影響で下落したものの、フィボナッチエクスパンションの61.8%および下降トレンドライン・転換線が支持線となり、反発している。
本日、上記の支持線を維持できれば、エクスパンション100%に該当する1.1057ドルまで上昇する可能性がある。1.1057ドルを上抜けると、過去の高値である1.1140ドルが視野に入る。