米国のコア消費者物価指数が市場予想を下回り、インフレ鈍化が示唆された。これにより、米国の利下げ時期が3月との観測が再び高まっている。
日銀の植田総裁が来週の利上げに言及したことで、為替市場では円高が進行。ドル円は156.35円まで下落し、パラボリックが売りサインを示している。主要通貨ペアではEURJPY、USDJPY、GBPJPYがそれぞれ1%前後の下落を記録。
他の市場では、金価格が2700ドルに迫る上昇を見せ、原油価格も80ドル台まで上昇している。
今後は来週の日銀政策決定会合が焦点となり、利上げ実施となれば150円前半までの円高進行も予想される。
米インフレ率は鈍化、日銀の利上げ観測上昇で円高に
前日価格変動TOP3
- EURJPY -1.09%
- USDJPY -0.91%
- GBPJPY -0.74%
NY市場マーケットハイライト
- 米コア消費者物価指数は市場予想を下回り鈍化を示唆
- 米利下げ延期のセンチメントが後退、米株式相場は急騰
- 米利下げ時期が再び3月を予想する動き、今後の指標次第
- 日銀総裁が来週の利上げに言及、為替市場は円全面高
- ドル円は156.35円まで下落、パラボリックが売りサイン
- ドル円は26日移動平均線に接近中、RSIは50付近
- ユーロドルは一時1.03ドルを上抜けするも反落、1.03割れで推移
- ポンド円が下落、戻り高値で売りが強まり包み足を形成
- ゴールドは高値を上抜けて上昇、2685ドルを上抜けて2700ドルに接近
- 原油価格は上昇が止まらず、80ドル台に上昇
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。一目均衡表の転換線を下抜け、26日移動平均線に接近している。画像には表示していないが、パラボリックで昨年の12月以来の売りサインが点灯した。26日移動平均線を割るかどうかに注目。日銀が利上げを実施すれば、150円前半に急落する可能性もある。

RSIは51付近となっており、売り圧力と買い圧力が同程度となっている。来週の日銀政策決定会合が焦点だ。
今日の経済指標とイベント(1月16日)
- 9:30(日本時間)、豪雇用統計
- 16:00(日本時間)、英GDP
- 16:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 22:30(日本時間)、米コア小売売上高
- 22:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 22:30(日本時間)、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数