市場分析
Oct 16, 2024

原油が大幅下落、OPECは需要見通しを下方修正

OPECが原油需要見通しを下方修正し、原油価格が大幅下落。米株価指数は金利上昇にもかかわらず上昇基調を維持。為替市場ではドル高傾向が続き、ドル円は150円にトライ。日経平均株価が一時4万円台を記録し、リスクオンの動きが強まる。

中国政府は追加財政支援策を発表するも具体的な内容は示さず。豪ドル米ドルも下落圧力を受け、中国景気の先行き不透明感が影響。ECBの大幅利下げ観測からユーロ売りが進行。

原油相場はテクニカル分析で下落トレンドが強まっており、70ドル割れに注目が集まる。

前日価格変動TOP3

  • XTIUSD -1.39%
  • AUDJPY -0.51%
  • EURJPY -0.50%

NY市場マーケットハイライト

  • 米株価指数は金利上昇にもかかわらず上昇基調維持
  • 為替相場はドル高傾向、ドル円は150円にトライ
  • ドル円が150円を上抜けすると、日本政府から口先介入がある可能性
  • 日経平均株価が一時4万円台、リスクオンの動きが強まる
  • 中国政府が追加財政支援策を発表も、具体的に示唆せず
  • OPECが原油需要見通しを下方修正、原油価格に下落圧力
  • 豪ドル米ドルも下落圧力、中国景気が見通せず
  • ECBが大幅利下げを早める可能性、ユーロ売り

原油テクニカル分析

原油の日足チャートを分析する。原油は90日移動平均線で反落。包み足を形成した。一度リターンムーブの動きがあったが、再度26日移動平均線付近まで売り込まれて、現在は71ドル台で推移している。

【XTIUSD/日足】

3つの下降トレンドラインが描画でき、3つ目の下降トレンドラインを下回った。MACDが再度0を下回れば、下落スピードが早まる可能性がある。70ドルを割るかどうかに注目したい。

今日の経済指標とイベント(10月16日)

  • 10:30(日本時間)、安達日銀理事講演
  • 15:00(日本時間)、英消費者物価指数