為替市場では、ポンドドルが反転の兆しを見せている。背景には、米国の利下げ観測が強まる一方、英国は金利据え置きが見込まれ、金利差拡大への期待が高まっていることがある。
GBPJPYが0.82%、GBPUSDが0.54%上昇し、主要通貨ペアの上昇率上位となった。ポンドドルは安値圏での包み足形成が確認され、上昇トレンドへの転換の可能性が出てきた。
今週はFOMC、日銀、英中銀の政策金利発表が予定されており、特に英雇用統計や英中銀の政策金利判断が相場の方向性を左右する重要な材料となる見通しだ。
ポンドドルに反転の兆し、米英の金利差拡大への期待
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルは安値圏で包み足を形成し、反転の兆しがある。しかし、26日移動平均線が上値を抑えており、基準線や転換線も上値に控えている。本日の英雇用統計や今週の英中銀の政策金利が大きく影響しそうだ。
米FRBの利下げが確実視されるなか、英中銀は金利据え置きの見通し。ポンドドルは安値も切り上がっているため、反転し、上昇トレンドが発生するシナリオも考えられる。