ECBが2会合連続で利下げを決定し、ユーロドルは下落傾向が強まっている。一方、米国経済指標は良好で、利下げ観測は維持されつつも慎重な姿勢が求められている。ユーロドルは典型的なダブルトップを形成し、4日続落して1.0830ドル付近まで下落した。
テクニカル分析では、一目均衡表の雲を割り込み、下落の勢いが強くなっている。ADXは30を上回り、トレンドの強さを示しており、下値目安は1.08ドルと予想される。
ユーロドルは売りが強まる、ECBが2会合連続利下げ
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは典型的なダブルトップを形成し、ネックラインを割り下落。一目均衡表の雲を割り込んで、下落の勢いが強くなっている。ECBが2会合連続利下げを決定したのとは対照的に米国は利下げが難しくなっている。そのため、ユーロ売り・ドル買いの構図となり、ユーロドルは下落の勢いが大きい。
ADXは30を上回っており、トレンドの強さを示す。ラウンドナンバーが意識される傾向があり、下値目安は1.08ドルと予想する。ボリンジャーバンド-2σ線を意識しながら今後も下落しそうだ。