ECBが2会合連続で利下げを決定し、ユーロドルは下落傾向が強まっている。一方、米国経済指標は良好で、利下げ観測は維持されつつも慎重な姿勢が求められている。ユーロドルは典型的なダブルトップを形成し、4日続落して1.0830ドル付近まで下落した。
テクニカル分析では、一目均衡表の雲を割り込み、下落の勢いが強くなっている。ADXは30を上回り、トレンドの強さを示しており、下値目安は1.08ドルと予想される。
ユーロドルは売りが強まる、ECBが2会合連続利下げ
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.67%
- GBPJPY +0.57%
- EURUSD -0.30%
NY市場マーケットハイライト
- 米小売売上高が市場予想を上回る、株価指数も小幅に上昇
- ECBは2会合連続の利下げを決定、市場の想定よりも早いペース
- ゴールドは史上最高値更新、2696ドルに上昇し2700ドルが目前
- 米経済指標は良好も、市場は年内利下げ観測は維持か
- 次回FOMC会合での慎重な利下げを要求する声もあり
- トランプ氏が大統領になる可能性が高まる、ドル買いが進む
- ドル円は一時150.30円近くまで上昇、円安傾向が強まる
- ユーロドルは雲を割り込み、4日続落して1.0830ドル付近まで下落
- ユーロドルは典型的なダブルトップを形成、1.080ドルが節目か
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは典型的なダブルトップを形成し、ネックラインを割り下落。一目均衡表の雲を割り込んで、下落の勢いが強くなっている。ECBが2会合連続利下げを決定したのとは対照的に米国は利下げが難しくなっている。そのため、ユーロ売り・ドル買いの構図となり、ユーロドルは下落の勢いが大きい。
ADXは30を上回っており、トレンドの強さを示す。ラウンドナンバーが意識される傾向があり、下値目安は1.08ドルと予想する。ボリンジャーバンド-2σ線を意識しながら今後も下落しそうだ。
今日の経済指標とイベント(10月18日)
- 8:30(日本時間)、日本全国消費者物価指数
- 15:00(日本時間)、英小売売上高
- 21:30(日本時間)、米住宅着工件数
- 翌1:10(日本時間)、米ウォラーFRB理事講演