株式市場では米株価指数が週足で下落し、大統領選後の上昇相場に一服感が出ている。為替市場ではドル円が156円台から154円台へ急落し、ドル高からドル安へ転換。主要通貨ペアでは、GBPJPYが-1.57%と最も大きく変動した。
ゴールドは6日連続の下落となり、2560ドル付近まで下落。90日移動平均線に到達し、フィボナッチ50%レベルで若干の反発を見せているものの、上値は重い。MACDは下降傾向を示しており、2535ドルを割り込んだ場合は2480ドル付近までの下落リスクがある。
米小売売上高の上方修正を受けて利下げ観測が後退していることや、パウエルFRB議長の慎重姿勢がドル高・ゴールド安の要因となっている。
ゴールドは下落継続、米利下げ観測がやや後退
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは6日続落となっており、90日移動平均線にタッチしている。フィボナッチリトレースメントが意識されており、50%でやや反発したものの、上値は重い。ドル高が進んでいることが要因となっており、FRB議長の利下げ慎重姿勢も影響しているだろうか。
MACDは右下がりになっており、ヒストグラムも0を下回っている。直近安値の2535ドルを割り込めば、2480ドル付近までの下落リスクも念頭に置く必要がありそうだ。