ドル円は最近上昇し、149.20円付近まで回復。背景には米国の景気後退懸念の緩和がある。NYマーケットでは米株価指数が上昇し、為替市場ではドル買いが優勢となった。テクニカル的には26日移動平均線が下向きで緩やかな下落トレンドを描いているが、短期的には回復の動き。
ただし、150円付近では戻り売り圧力が強まる可能性があり、RSIが50に到達すると売り圧力が増すと予想される。
他の通貨ペアではAUDJPYが+1.29%と最も上昇し、ゴールドは3000ドル超えで終値を迎えた。今日は米住宅着工件数とカナダコアCPIの発表が予定されている。
前日価格変動TOP3
- AUDJPY +1.29%
- AUDUSD +0.95%
- CADJPY +0.91%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は上昇、米小売売上高は強弱まちまちの内容
- 米景気後退の過度な懸念が後退、為替市場はドル買い
- 日経平均株価はフィボナッチを意識し36500円で反発、38000円に接近
- ゴールドが3000ドルを上回って終値を迎える、安全資産も上昇
- ドル円は149.20円付近まで上昇、149.85円に26日移動平均線が推移
- ユーロドルは反発して上昇、エクスパンション161.8%である1.09ドルが支持線
- ポンドドルは「上げ三法」のローソク足形状が出現、上昇チャネルを維持
- ポンド円はネックラインまで上昇、一目均衡表の雲を上抜ける
- 原油の値動きは狭い、中国の景気刺激策も相場の上げにつながらず
- トランプ政権はイランへの圧力を強める、新たな地政学リスクになるか
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は26日移動平均線が下向きになっており、緩やかな下落トレンドを描いている。米景気後退懸念が和らぎ、ドル買い優勢。26日移動平均線を目指して短期的な回復の動きとなっている。下落トレンドラインも意識されており、150円付近で戻り売り圧力が強まる可能性がある。

RSIは上昇となっているものの、50に到達すると、戻り売り圧力が強まる可能性が高くなる。価格が150円近くになったときのRSIの数値に注目したい。
今日の経済指標とイベント(3月18日)
- 21:30(日本時間)、住宅着工件数
- 21:30(日本時間)、カナダコアCPI