米FOMCが0.50%の大幅利下げを決定し、市場は一時的に反応した。ドル安が進み、株価指数は上昇したが、パウエル議長の発言後に反転。ゴールドは史上最高値2600ドルを記録後、2560ドル付近まで下落。
ドル円は140円台前半から142.70円まで上昇。ユーロドルは1.12ドルをブレイクできず、ポンドドルは上昇チャネルの上限にタッチ。豪ドルは3日続伸し、原油は反落した。ゴールドの今後の動向は、フィボナッチエクスパンションの61.8%が鍵となる。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD -1.15%
- GBPUSD +0.42%
- XAUUSD -0.37%
NY市場マーケットハイライト
- 米FOMCで0.50%の大幅利下げが決定、市場の期待に応える
- 一時ドル安が強まりドル円は140円前半、株価指数は大幅上昇
- パウエル議長は「大幅利下げが連続すると考えるべきではない」と発言
- 市場は達成感からの反転、ドル円は142.70円まで上昇
- 株式市場は上げを消し、下落に転じる
- ゴールドは史上最高値2600ドルに到達も、「高値陰線」を形成し2560ドル付近
- ゴールドは2日続落、フィボナッチエクスパンションの61.8%を意識
- ユーロドルは「行って来い」の相場、1.12ドルをブレイクできず
- ポンドドルは上昇、上昇チャネルの上限ラインにタッチ
- 豪ドルは3日続伸、一時0.68ドルを上抜け
- 原油は反落、利下げによる景気刺激期待も、会見後に下落で反応
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは「高値陰線」を形成し、2558ドル付近まで下落している。大幅利下げの発表の後、2600ドルと、史上最高値を更新。しかし、会見後に売り圧力が強まり2558ドルまで下落している。高値陰線が出現した場合、売り圧力が相当強いと判断し、一時的な下落が続く可能性がある。
フィボナッチエクスパンションの61.8%が意識され、反発するかがポイント。反転すれば、2600ドルを上回って2635ドル付近が目標値となる。61.8%を割り込めば、基準線と28日MAが推移する2515ドル付近までの下落も考えられる。
今日の経済指標とイベント(9月19日)
- 10:30(日本時間)、豪雇用者数
- 20:00(日本時間)、英政策金利発表
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 23:00(日本時間)、米中古住宅販売件数