米連邦準備制度理事会(FRB)は0.25%の利下げを実施し、政策金利を4.25%としたが、来年の利下げ予想回数を3回から2回に減らし、タカ派的な姿勢を示した。パウエルFRB議長はインフレデータを注視しながら金融政策を進める方針を示している。
この影響で米株式市場は大きく下落し、ダウ平均株価は10日連続で下落。
為替市場ではドル円が154円台後半まで上昇し、156.90円を目指す展開となっている。日銀の金融政策決定会合では金利据え置きが予想され、米国のタカ派姿勢と日本のハト派姿勢により、さらなる円安の可能性が示唆されている。
ドル円は155円に迫る、米FRBは金利引き下げもタカ派姿勢
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は26日移動平均線を上回り、154.80円付近で推移。日足の直近高値である156.75円を目指して上昇している。本日は日銀会合も予定されており、金利据え置きになる予定。米FRBのタカ派姿勢と日銀のハト派姿勢が重なり、ドル円は156.75円を更新するかどうかに注目できる。
RSIは58となっており、上昇の余地はある。一目均衡表の雲にも入れなかったことから、下値が相当堅くなっていることが示唆されている。日銀会合の結果発表、総裁の記者会見の時間帯は荒れる可能性があり、十分注意が必要だ。