ドル円は150円を割り込み、日銀総裁の発言を受け利上げ観測が強まった。ドル円は200日移動平均線を下回り、円高基調が顕著に。RSIも50で抵抗線となり下落傾向を示唆。目安は147.60円付近。
ポンド円、ユーロ円、豪ドル円は三役陰転で弱含む一方、ゴールドは続伸。中東情勢緩和で原油は下落。ポンドドルとユーロドルは上昇基調を維持し、引き続き注目される。
ドル円は150円割れ、日銀総裁発言で利上げ観測高まる
前日価格変動TOP3
- USDJPY -1.17%
- CADJPY -1.11%
- AUDJPY -1.06%
NY市場マーケットハイライト
- ドル円は150円割れで終値、10月18日以来の円高水準
- ドル円は200MAを割り込み、円高基調が鮮明になる
- 日銀総裁は一段の円安はリスク大きいと発言
- 総裁は利上げタイミングが近づいていると示唆、12月利上げ観測高まる
- ゴールドは小幅ながら4日続伸、基準線まで買われるも雲の中
- ロシアのプーチン大統領がウクライナ首都攻撃を示唆
- ユーロドルは引き続き上昇、基準線が推移する1.0635ドルを目指す
- ポンドドルも上昇基調、フィボナッチリトレースメントの23.6%を上回る
- 原油は下落、薄商いも中東情勢の緊張緩和が影響
- ポンド円、ユーロ円、豪ドル円は雲を下抜け、三役陰転が成立
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は149.50円付近まで下落しており、円高トレンドが鮮明になっている。200日移動平均線を割った後、反発したものの200MAが抵抗線として機能し、大きな下落の形となった。下値に雲が控えるものの、月末の日銀会合までは円高基調が引き続き強まるだろう。
RSIを分析しても、50が抵抗線として機能していることが確認できる。典型的な下落サインだ。下落の目安としては、147.60円付近を想定する。日銀利上げ観測がどこまで高まるかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(12月2日)
- 10:30(日本時間)、豪小売売上高
- 19:00(日本時間)、EU失業率
- 23:45(日本時間)、米製造業購買管理者指数
- 深夜0時(日本時間)、米ISM製造業購買担当者景気指数