カナダのインフレ率上昇を受けて、12月の大幅利下げ観測が後退し、米ドルカナダドルは2日連続で下落。1.3950ドル付近で推移し、フィボナッチリトレースメントの23.6%に相当する1.395ドルを目指す展開となっている。
相場全体では朝方にリスク回避の動きが優勢となったが、午後には反発。米株価指数は続伸し、押し目買いが入った。ドル円も押し目買いが見られ、下ヒゲの長い陽線を形成。ユーロドルは1.05ドルを支持線に1.06ドル付近で推移。
ゴールドはリスク回避の動きを受けて2日連続で上昇。原油は67ドルの安値圏で包み足を形成し、69.5ドル付近まで値を戻している。
米ドルカナダドルは2日続落、カナダはインフレ率上昇
米ドルカナダドルの日足チャートを分析する。米ドルカナダドルは2日続落し、1.3950ドル付近で推移。フィボナッチリトレースメントを描画すると、23.6%が該当する1.395ドルを目指している可能性がある。米ドルカナダドルはボリンジャーバンドの+1σ線と+2σ線の間で暮らしており、バンドウォークを形成。その後、さらにボラティリティが大きくなって、現在はボリンジャーバンドの+1線を割っている。
ADXは55、+DIは27となっており、上昇トレンドは強いものの上昇の動きは一服しそうだ。1.3950ドルが支持線として機能するかどうかが焦点となる。