ユーロドルが上昇し、米国との金利差が縮小傾向にある。米株価指数は小幅反落、ドル指数は3日連続で下落。ドル円は145.20円まで下落し、さらなる下落の可能性がある。ユーロドル、ポンドドル、豪ドルは上昇傾向。ゴールドは史上最高値を更新し、原油は下落傾向。テクニカル分析ではユーロドルがトライアングルを上抜けし急騰、ドル安が顕著になり相場が転換した。今後の経済指標やFOMC議事要旨の公表に注目が集まっている。
前日価格変動TOP3
- USDCHF -1.02%
- XAUUSD +0.44%
- EURUSD +0.42%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は小幅反落、ジャクソンホール会合を控えて様子見姿勢
- ドルインデックスが3日続落、2023年末と同水準で推移
- パウエル議長の講演に注目、利下げ幅に関して具体的な言及があるか
- ドル円は一時145.20円まで下落、押し目買いを呑み込んで下落
- ドル円はフィボナッチ38.2%を下回り、直近安値144円前半を更新するか
- ユーロドルは3日続伸して大陽線が出現、1.1225~1.1270ドルが抵抗帯
- ポンドドルはわずかながら直近高値更新、次は1.314ドルを目指すか
- 豪ドルは雲を抜けて上昇、豪中銀はタカ派姿勢のため買われやすい
- ゴールドは史上最高値更新で一時2530ドルまで上昇
- 原油は3日続落、72.70ドルを割り込むかに注目
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルはトライアングルを上抜け、転換線が支持線となって急騰している。米連銀総裁が利下げ支持したことなどが影響し、ドル安が顕著になってきている。これまでドル高でずっと推移してきた相場が、転換したようだ。
直近では、過去の高値である1.1140ドルが抵抗線となる。週足を見ると、240週移動平均線にぶつかっており、激しい攻防となることが予想される。また10日移動平均線から大きく離れているため、いずれは調整の動きがありそうだ。要人発言に十分注意したい。
今日の経済指標とイベント(8月21日)
- 23:30(日本時間)、米原油在庫量
- 翌3:00(日本時間)、FOMC議事要旨