ユーロドルが上昇し、米国との金利差が縮小傾向にある。米株価指数は小幅反落、ドル指数は3日連続で下落。ドル円は145.20円まで下落し、さらなる下落の可能性がある。ユーロドル、ポンドドル、豪ドルは上昇傾向。ゴールドは史上最高値を更新し、原油は下落傾向。テクニカル分析ではユーロドルがトライアングルを上抜けし急騰、ドル安が顕著になり相場が転換した。今後の経済指標やFOMC議事要旨の公表に注目が集まっている。
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルはトライアングルを上抜け、転換線が支持線となって急騰している。米連銀総裁が利下げ支持したことなどが影響し、ドル安が顕著になってきている。これまでドル高でずっと推移してきた相場が、転換したようだ。
直近では、過去の高値である1.1140ドルが抵抗線となる。週足を見ると、240週移動平均線にぶつかっており、激しい攻防となることが予想される。また10日移動平均線から大きく離れているため、いずれは調整の動きがありそうだ。要人発言に十分注意したい。