ゴールドが初めて2700ドル台に到達し、リスク回避の動きで需要が高まっている。イスラエル・ハマス紛争の激化や米大統領選の接戦状況が背景にある。ゴールドは買われすぎ水準に達し、調整売りに注意が必要。
ドル円は150円付近で反落、ドルインデックスは調整相場。ユーロドルは上昇し、豪ドル米ドルは安値を切り上げている。原油は70ドルを割り込み下落。テクニカル分析では、ゴールドは2690ドル付近までの調整の可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.07%
- CADJPY -0.51%
- USDJPY -0.45%
NY市場マーケットハイライト
- イスラエルがハマストップを暗殺、イランの影響力が大きくなる
- 米大統領選は接戦、トランプ勝利のシナリオも十分あり得る
- 市場ではリスク回避の動きが高まる、安全資産の需要増加か
- ゴールドは初2700ドル台、10MAから3%乖離し、買われすぎ水準
- ゴールドはボリンジャーバンド+3σ線にも接近、調整売りに注意
- ドル円は150円付近で反落、ドルインデックスが調整相場
- ユーロドルは上昇、売り相場が一服
- 豪ドル米ドルは安値切り上がり、0.6650ドルをブレイクアウトできるか
- 原油は下落、70ドルを割り込み69ドル台で推移
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドはボリンジャーバンド+3σ線に接近。また、10MAから約3%乖離している。10MAを基準にしたエンベロープ3%にタッチすると、高い確率で反落している。テクニカル面で考えると買われすぎ水準であるが、ファンダメンタル面で考えるとゴールドの需要はますます高まりそうな材料がそろっている。
2720ドルになり達成感もあることから、新たな材料が出るまで調整売りが強まる可能性がある。一度2690ドル付近の支持帯までの反落の動きに警戒したい。
今日の経済指標とイベント(10月21日)
- 23:00(日本時間)、米景気先行指数
- 翌2:00(日本時間)、FOMCメンバー講演