市場の主要動向として、ドル円相場は上昇基調を維持し、注目は直近高値156.75円の突破可能性にある。エヌビディアの決算発表を控え、米株式市場は様子見姿勢となった。
地政学的リスクの高まりを受け、金価格は3日連続で上昇。ビットコインは2日連続で史上最高値を更新している。
テクニカル分析では、ドル円は200日移動平均線とフィボナッチリトレースメントの61.8%で反発。RSIは60を示し、上昇余地が残されている。
ドル円は上昇、直近高値を上抜けできるかが焦点
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は200日移動平均線で反発し、フィボナッチリトレースメントの61.8%でも反発して十字線を形成。転換線が支持線として機能し、下値が堅いことが示唆された。形状は少し違うが、「大陰線+十字線+陽線」で形成される明けの明星パターンに類似している。
今後の焦点は直近高値である156.75円を上抜けできるかどうかだ。RSIを分析すると、60となっており、まだ上昇の余地はある。