市場分析
Jul 22, 2024

ドル円は円高局面、3月以来の下落基調に転換

ドル円相場が円高基調に転じ、3月以来の下落傾向を示している。日米株価指数は大幅下落し、ハイテク企業の決算発表に注目が集まる。ゴールド価格は中東情勢の不安定化を受けて上昇。ユーロドル、ポンドドル、原油価格も下落傾向にある。テクニカル分析ではドル円の更なる下落の可能性が示唆され、日銀会合を控えて円高圧力が強まる可能性がある点に注意が必要だ。

前日価格変動TOP3

  • XTIUSD     -2.69%
  • XAUUSD   -1.89%
  • AUDUSD   -0.32%

NY市場マーケットハイライト

  • 日米株価指数は大幅下落、今週はハイテク企業の決算発表
  • 世界的な大規模障害が株価下落の要因か、
  • ドル円は157.86円に上昇も上げ幅縮小、52日移動平均線が抵抗線に変化
  • ドル円はRSIが47.6に下落、50割れで下落基調を示唆する水準に
  • ゴールドは一時2400ドル割れ、週明けは2409ドルに上昇
  • イスラエルがフーシ派を攻撃、中東情勢の不安定化懸念でゴールド買い
  • ユーロドルは2日続落、1.09ドル付近で推移を続けるポンドドルは転換線が支持線に、1.293ドル付近で推移
  • 原油は大幅下落、52日移動平均線付近まで急落

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は2週間連続で下落しており、円高局面となっている。週足では転換線を割り込んでいる。自足では52日移動平均線を割り込み、支持線から抵抗線に変化した。雲が下値に控えているが、156円台までは下落する可能性がある。

【USDJPY/日足】

RSIは47.9となっており、3月以来の50割れとなった。下落基調に転換している。月末の日銀会合が意識され始めるため、円高圧力がやや強まるリスクに注意が必要だ。

今日の経済指標とイベント(7月22日)

  • 19:00(日本時間)、ユーロ圏財務相会合