ドル円相場が円高基調に転じ、3月以来の下落傾向を示している。日米株価指数は大幅下落し、ハイテク企業の決算発表に注目が集まる。ゴールド価格は中東情勢の不安定化を受けて上昇。ユーロドル、ポンドドル、原油価格も下落傾向にある。テクニカル分析ではドル円の更なる下落の可能性が示唆され、日銀会合を控えて円高圧力が強まる可能性がある点に注意が必要だ。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は2週間連続で下落しており、円高局面となっている。週足では転換線を割り込んでいる。自足では52日移動平均線を割り込み、支持線から抵抗線に変化した。雲が下値に控えているが、156円台までは下落する可能性がある。
RSIは47.9となっており、3月以来の50割れとなった。下落基調に転換している。月末の日銀会合が意識され始めるため、円高圧力がやや強まるリスクに注意が必要だ。