ゴールドは2750ドル近辺まで上昇し、強い上昇基調を維持している。3日連続でボリンジャーバンド+2σ線を上回り、フィボナッチエクスパンション161.8%を突破した。
特徴的なのは、米10年債利回りの上昇とリスク回避の動きが同時に発生している点である。通常、利下げ局面での金利上昇は珍しい現象とされる。
市場ではソフトランディングと選挙を意識する一方、IMFは2025年の世界経済成長見通しを下方修正し、下振れリスクを指摘。また、米国は選挙を前に中東情勢のリスクを意識し、イスラエルに停戦を働きかけている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.99%
- AUDJPY +0.55%
- AUDUSD +0.38%
NY市場マーケットハイライト
- ゴールドは上昇基調が継続、2750ドルに迫る
- 米10年債利回りが異例の上昇、利下げ局面での上昇は珍しい
- 市場はソフトランディングと選挙を意識、次回FOMCで据え置き案あり
- IMFは2025年の世界経済成長を下方修正、下振れリスクを指摘
- ドル円は151.20円付近に上昇、200日MAは151.35円で推移
- ユーロドルは「陰のたすき足」を形成し2日続落、ドル買いが強まる
- ポンドドルはネックライン付近で推移、1.30ドルの抵抗を確認中
- 原油は2日上昇、72ドル台で推移
- ゴールドはボリンジャーバンドの+2σ線を上回り堅調な上昇基調
- ゴールドは2700ドル台になってから上昇スピードが止まらず
- 米は選挙前にイスラエルに停戦を働きかけ、中東情勢のリスクを意識
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは極めて堅調な上昇基調となっており、3日連続で+2σ線を終値で上回っている。現在は2745ドル付近で推移しており、フィボナッチエクスパンションの161.8%をわずかに上回っている状況だ。ボリンジャーバンドが上下に開くような形になっており、「エクスパンション期」とみなせる。
RSIは69で推移しており、節目の70に接近中。買われすぎ水準になっているもののリスク回避の動きが強く意識されている。
今日の経済指標とイベント(10月23日)
- 22:00(日本時間)、FOMCメンバー、ボウマン氏発言
- 22:45(日本時間)、カナダ政策金利
- 23:30(日本時間)、米原油在庫量
- 23:30(日本時間)、カナダ中銀総裁記者会見
- 翌2:00(日本時間)、NZ準備銀行総裁講演
- 翌5:30(日本時間)、英中銀総裁講演