年末年始のポジション調整により、金価格が上昇基調を示している。主要通貨ペアでは、XAUUSD (+1.11%)、EURUSD (+0.62%)、USDJPY (-0.62%)が大きく変動した。米株式市場では3週間続落後に反発の兆しがあり、トランプ大統領就任に向けた政策不透明感が続いている。
ゴールドの技術分析では、90日移動平均線で買い指値が入り反発。2720ドル付近にネックラインが形成され、安値は切り上がりトレンドを形成。RSIは47と上昇基調とまではいかないものの、クリスマス週の低流動性により、通常と異なる値動きやスプレッド拡大に注意が必要である。
本日の重要経済指標として、英GDP、カナダGDP、米消費者信頼感指数の発表が予定されている。
ゴールドは上昇、年末年始のポジション調整
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは今後の金利動向予測が想定よりも高くなる可能性があり、26日移動平均線を割り込んで大きく下落した。90日移動平均線では買い指値注文が入り、反発している。2720ドル付近にネックラインが形成され、安値は切り上がっている。
RSIは47なので、上昇基調になったわけではないが、上昇基調が強まる可能性もある。クリスマスの週となるため、流動性が低くなる。通常の動きと異なり、スプレッドの開きなど注意が必要だ。