為替市場ではドル高基調が継続しており、ドル円は一時153円に迫り7月末以来の水準を記録。主要通貨ペアの中でUSDJPY、CADJPY、GBPJPYが前日比で1%以上の上昇を示した。
米国では大統領選でトランプ氏優勢との見方から、米国優先政策による関税強化への懸念が広がる。ゴールドは5日連続で史上最高値を更新し、2740ドルの節目を突破。
一方、ユーロドルは200日移動平均線を割り込み、1.067ドルの過去安値を目指す展開となっている。クロス円は全般的に上昇し、ドル円の170Pips以上の上昇に連動する動きを見せた。
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは200日移動平均線を明確に割り込んだ。200日MAを割った後、一度反発したが、「陰のたすき足」が出現。200日MAが抵抗線になったことが確認され、3日続落している。執筆時点では1.08ドルを割り込み、1.0770ドル付近で推移している。
ボリンジャーバンドの-1σ線と-2σ線の間で推移しており、バンドウォークを形成している。RSIは35となっており、為替相場でドル高が強くなっている状況で、まだ下値を探りそうな気配だ。