オーストラリア準備銀行が高金利政策の維持を決定し、豪ドル米ドルが急騰した。中国中央銀行の景気刺激策発表も投資家心理を改善させ、リスクオンの動きが広がった。
豪ドル米ドルは7日連続で上昇し、ボリンジャーバンドの+2σを上回る。ただし、0.69ドル付近は過去の高値であり、短期的に反落の可能性もある。
他の通貨ペアも上昇傾向にあり、ナスダックやS&P500は高値を更新。ゴールドも史上最高値を記録し、原油も上昇した。
前日価格変動TOP3
- NZDUSD +1.20%
- XAUUSD +1.15%
- AUDUSD +0.80%
NY市場マーケットハイライト
- 豪中央銀行が高金利政策維持を決定、長期継続の方針
- 中国中央銀行が広範囲な景気刺激策を公表、投資家心理が回復
- オセアニア通貨中心にリスクオンの動き、豪ドル米ドルは7日続伸
- ドル円は28日MA で反落も方向感がない、次の材料待ちか
- ナスダックは直近高値を上回る、S&P500は史上最高値を更新中
- ポンドドルの上昇に勢い、上昇チャネルを上抜けして加速
- ユーロドルは大きな買い戻しで上昇、28日MAが意識され包み足を形成
- ゴールドは史上最高値を更新中、2700ドル到達も時間の問題か
- 原油は若干の上昇、中国の景気刺激策発表で買いが拡がる
豪ドル米ドルテクニカル分析
豪ドル米ドルの日足チャートを分析する。豪ドル米ドルは、オーストラリアの高金利政策、中国の大規模景気刺激策などの要因によってリスクオンの動きが広がり、7日続伸している。ボリンジャーバンドの+2σを上抜けしており、+2σ線~+3σ線の間で取引を始めている。
0.69ドルは過去に意識された高値でもあり、ラウンドナンバーでもある。過去の傾向をみると、+3σ線まで到達することは稀で、反落していることが多い、長期目線では上方向だが、短期的には押し目を形成する可能性があるため、注意が必要だ。
今日の経済指標とイベント(9月25日)
- 14:00(日本時間)、日銀コアCPI
- 21:30(日本時間)、ECB高官発言
- 23:30(日本時間)、米原油在庫量