オーストラリア準備銀行が高金利政策の維持を決定し、豪ドル米ドルが急騰した。中国中央銀行の景気刺激策発表も投資家心理を改善させ、リスクオンの動きが広がった。
豪ドル米ドルは7日連続で上昇し、ボリンジャーバンドの+2σを上回る。ただし、0.69ドル付近は過去の高値であり、短期的に反落の可能性もある。
他の通貨ペアも上昇傾向にあり、ナスダックやS&P500は高値を更新。ゴールドも史上最高値を記録し、原油も上昇した。
豪ドル米ドルの日足チャートを分析する。豪ドル米ドルは、オーストラリアの高金利政策、中国の大規模景気刺激策などの要因によってリスクオンの動きが広がり、7日続伸している。ボリンジャーバンドの+2σを上抜けしており、+2σ線~+3σ線の間で取引を始めている。
0.69ドルは過去に意識された高値でもあり、ラウンドナンバーでもある。過去の傾向をみると、+3σ線まで到達することは稀で、反落していることが多い、長期目線では上方向だが、短期的には押し目を形成する可能性があるため、注意が必要だ。