ゴールドが下落し、史上最高値から6営業日連続で下落。52日移動平均線を割り込み、90日移動平均線に接近。RSIは50付近で推移し、下落基調への転換の可能性。米主要企業の決算が冴えず、消費落ち込みが示唆される。一方で米GDPと個人消費支出コアは予想を上回り、FRBのソフトランディングへの自信が高まる。これにより利下げ観測が強まるが、通常はゴールド価格上昇要因となるため、現在の下落はファンダメンタルと逆行している。為替市場では、ドル円が一時151.94円まで下落後に反発。豪ドルは9日続落、NZDJPYは11日続落と、オセアニア通貨の売りが激しい。原油は「明けの明星」形成の兆しがあり、反発の可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.75%
- AUDUSD -0.49%
- GBPJPY -0.24%
NY市場マーケットハイライト
- 米主要企業は冴えない決算を軒並み発表、米消費が落ち込む
- コロナ後のリバウンド景気が終了か、米消費控えが株価に響く
- 米GDPは予想を上回る、個人消費支出コアも予想を上回る
- FRBはソフトランディングに自信か、利下げ観測が高まる
- ドル円は151.94円の安値を付けた後に反発、NY時間にドル買い戻し
- 豪ドルは激しく売られており9日続落、雲下限で反発も下落の勢いが強い
- ポンドドルは下落、ボリンジャーバンドの中央線に接近
- ユーロドルは反発、1.085ドル付近で推移
- クロス円は軒並み下落、オセアニア通貨の投げ売りが激しい
- NZDJPYは11日続落、約3日間で4円以上下落
- 原油は下ヒゲを付けて上昇、「陰線+十字線+陽線」の明けの明星を形成中
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは2483ドルの史上最高値を付けた後、6営業日下落している。直近では52日移動平均線を割り、90日移動平均線に接近している。基準線を下回っていることも、下落基調を示唆している。現在は、雲にぶつかっており、攻防が続いている。

RSIは49.6となっており、50付近で推移。50を明確に割れば、下落基調の転換となる。ただし、米利下げ観測が高まると、通常であればゴールドは買われやすくなる。下落はファンダメンタルと逆行の動きであることに注意が必要だ。
今日の経済指標とイベント(7月26日)
- 21:30(日本時間)、米コアPCE物価指数
- 23:00(日本時間)、米ミシガン大学期待インフレ率