ゴールドが下落し、史上最高値から6営業日連続で下落。52日移動平均線を割り込み、90日移動平均線に接近。RSIは50付近で推移し、下落基調への転換の可能性。米主要企業の決算が冴えず、消費落ち込みが示唆される。一方で米GDPと個人消費支出コアは予想を上回り、FRBのソフトランディングへの自信が高まる。これにより利下げ観測が強まるが、通常はゴールド価格上昇要因となるため、現在の下落はファンダメンタルと逆行している。為替市場では、ドル円が一時151.94円まで下落後に反発。豪ドルは9日続落、NZDJPYは11日続落と、オセアニア通貨の売りが激しい。原油は「明けの明星」形成の兆しがあり、反発の可能性がある。
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは2483ドルの史上最高値を付けた後、6営業日下落している。直近では52日移動平均線を割り、90日移動平均線に接近している。基準線を下回っていることも、下落基調を示唆している。現在は、雲にぶつかっており、攻防が続いている。
RSIは49.6となっており、50付近で推移。50を明確に割れば、下落基調の転換となる。ただし、米利下げ観測が高まると、通常であればゴールドは買われやすくなる。下落はファンダメンタルと逆行の動きであることに注意が必要だ。