パウエルFRB議長が「利下げ時期がきた」と明確に発言し、市場に強い利下げシグナルを送った。これを受けてドル指数は下落し、主要通貨ペアはドルに対して上昇した。ドル円は144.37円まで下落し、今後140円付近への下落の可能性がある。一方、日銀総裁は長期的な利上げ方針を維持。株式市場は上昇傾向が続く。一方、中東情勢の不安定要素も見られる。豪ドルは大きく上昇し、直近高値の0.68ドルに接近。テクニカル分析では上昇シグナルが発生しており、さらなる上昇の余地がある。
前日価格変動TOP3
- AUDUSD +1.37%
- USDJPY -1.3%
- XAUUSD +1.12%
NY市場マーケットハイライト
- パウエルFRB議長は「利下げ時期がきた」と発言
- 市場に対して最も明確な利下げシグナル、ドル指数は下落
- 日銀総裁は「状況整えば利上げを支持」とコメント、
- ダウ平均株価は上昇、その他の指数も上昇傾向が続く
- ヒスボラがイスラエルへの総攻撃開始、原油価格に影響の可能性
- 中東情勢やウクライナによるロシア領土内攻撃など不安定要素多数
- ドル円は144.37円まで下落、今後140円台への下落の可能性
- ポンドドルは急騰、過去高値を上抜け1.32ドル台に
- ユーロドルも過去高値を上抜け、包み足を形成して上昇
- 豪ドル/米ドルは大きく上昇、RSIが62であり上昇の余地あり
- 豪ドル/米ドルの遅行線がローソク足を上抜け、三役好転の上昇シグナルが発生中
- クロス円は動きにくいか、小幅な推移にとどまる
- ゴールドは下値を固めて2500ドル台での推移が継続
豪ドルテクニカル分析
豪ドルの日足チャートを分析する。豪ドルは直近高値である0.68ドルに接近。V字回復が完成しつつある。背景には豪金融政策では利上げを辞さない姿勢を示すなどタカ派な一方、米FRBはハト派に転換している。米ドル安となり、資源価格の上昇もあって豪ドルは買われている。
RSIは62であり上昇の余地がまだある。高値を結ぶと、0.68ドルを上抜ければ0.6860ドル付近が目安の上値となりそうだ。遅行線がローソク足を上抜けしており、一目均衡表でも上昇シグナルが発生している。
今日の経済指標とイベント(8月26日)
- 17:00(日本時間)、ドイツ景気予測
- 21:30(日本時間)、米コア耐久財受注