米財務長官にベッセント氏が起用されたことを受け、金融市場が好反応を示した。マクロヘッジファンド運営者としての深い金融知識を持つベッセント氏の起用により、トランプ政策の過激化阻止への期待が高まり、リスクオン地合いが強まった。
一方、イスラエルがレバノンとの停戦合意が近いと発表したことで地政学リスクが後退。これを受けてゴールドは2625ドル付近まで下落し、原油も供給懸念が和らぎ69ドル付近まで反落した。
為替市場ではドル円が26日移動平均線を支持線として推移。ユーロドルはリスクオン環境を背景に反発した。本日は日銀コアCPIや米消費者信頼感指数、FOMC議事要旨の発表が予定されている。
原油は反落、米財務長官にベッセント氏の起用が発表
原油の日足チャートを分析する。原油は71ドル台から69ドル台に反落した。ベッセント氏が原油供給を増量させることを提言と報道があったことや中東で停戦合意がされるとの期待が高まり、原油ひっ迫懸念が後退。26日移動平均線を下回り、転換線付近で終値を迎えている。
RSIを分析すると、50で反落しており、46で推移。下落基調を示す水準で推移している。65ドルの安値圏は堅いが、再度トライする可能性がある。