イスラエルとレバノンの停戦合意を受けて米株価指数は上昇し、地政学リスクの後退により原油価格は下落した。この中で、トランプ氏がSNSで中国、カナダ、メキシコに対する追加関税方針を突如表明。これを受けて米ドルカナダドルは急騰し、一時1.4160ドルまで上昇して2020年以来の最高値を更新した。
リスク回避の動きが後退する中、ゴールドは2630ドル付近まで下落。ドル円は基準線を割り込み153.00円まで下落した。ユーロドルは1.05ドルを抵抗線として十字線を形成し、上下に激しく変動している。
米ドルカナダドルの今後の動向については、トランプ氏のSNS発言に注意が必要である。
米ドルカナダドルが一時的に急騰、トランプ氏が追加関税方針を表明
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -3.28%
- USDJPY -0.70%
- USDCAD +0.54%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は上昇、イスラエルとレバノンが停戦合意
- 地政学リスク後退、原油は続落
- トランプ次期大統領が中国、カナダ、メキシコに対して関税方針表明
- トランプ氏のSNSで表明、米ドルカナダドルは急騰
- USDCADは一時1.4160ドルまで上昇、2020年以来の最高値更新
- ゴールドは2630ドル付近に下落、リスク回避の動きが後退
- ドル円は下落、基準線を割り込む
- ドル円は153.00まで下落、直近安値を割り込む
- ユーロドルは上下に激しく変動、1.05ドルが抵抗線となり十字線を形成
- ポンドドルは過去の安値1.2612ドルが抵抗線として機能
米ドルカナダドルテクニカル分析
米ドルカナダドルの日足チャートを分析する。トランプ氏がSNSで中国、メキシコ、カナダに対する追加関税の方針を表明。米ドルカナダドルは一時的に急騰。1.4177ドルまで上昇している。2020年以来の高値となる。トランプ氏の突然のSNS表明による為替変動は予想がつかず、非常に難しい。
RSIは高値切り下がりになっており、やや下落基調を示していたが、市場はカナダに対する追加関税を予想していなかった。今後も、トランプ氏のSNSの発言には注意したい。
今日の経済指標とイベント(11月27日)
- 10:00(日本時間)、豪政策金利発表
- 22:30(日本時間)、米GDP
- 22:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 深夜0時(日本時間)、米個人消費支出価格指数コア
- 深夜0:30(日本時間)、米原油在庫量