イスラエルとレバノンの停戦合意を受けて米株価指数は上昇し、地政学リスクの後退により原油価格は下落した。この中で、トランプ氏がSNSで中国、カナダ、メキシコに対する追加関税方針を突如表明。これを受けて米ドルカナダドルは急騰し、一時1.4160ドルまで上昇して2020年以来の最高値を更新した。
リスク回避の動きが後退する中、ゴールドは2630ドル付近まで下落。ドル円は基準線を割り込み153.00円まで下落した。ユーロドルは1.05ドルを抵抗線として十字線を形成し、上下に激しく変動している。
米ドルカナダドルの今後の動向については、トランプ氏のSNS発言に注意が必要である。
米ドルカナダドルが一時的に急騰、トランプ氏が追加関税方針を表明
米ドルカナダドルの日足チャートを分析する。トランプ氏がSNSで中国、メキシコ、カナダに対する追加関税の方針を表明。米ドルカナダドルは一時的に急騰。1.4177ドルまで上昇している。2020年以来の高値となる。トランプ氏の突然のSNS表明による為替変動は予想がつかず、非常に難しい。
RSIは高値切り下がりになっており、やや下落基調を示していたが、市場はカナダに対する追加関税を予想していなかった。今後も、トランプ氏のSNSの発言には注意したい。