為替市場では、ドル円が158円台まで上昇し、ドル指数は2022年1月以来の高水準を記録した。クロス円も全般的に上昇傾向を示している。ビットコインは最高値から1万ドル下落し週足では「高値圏の陰の包み足」が出現。
ドル円は10日移動平均線から乖離が進み、大きな上昇チャネル内で推移。日銀の利上げ見送りを受けて円安ドル高の動きが加速し、159.23円(フィボナッチエクスパンション61.8%と月足抵抗線)を目指す展開が予想される。
その他の通貨ペアでは、ユーロドルが1.0415ドル付近で横ばい、米ドルカナダドルは9月からの上昇トレンドを維持。豪ドル米ドルは直近安値の更新が注目される。
ドル円は一時158円台、ドル指数は年間で大幅高
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.67%
- EURJPY +0.64%
- USDJPY +0.53%
NY市場マーケットハイライト
- ドル指数は2022年1月以来の水準、米ドルが買われやすい相場
- ポンド円やユーロ円などのクロス円は続伸、大きく上昇
- ビットコインは最高値から1万ドル下落、週足では高値の包み足
- ドル円は10日移動平均線からも乖離が続く、一時158円台
- ドル円は大きな上昇チャネル内を推移、159円前半まで上昇するか
- ユーロドルはほとんど動かず、1.0415ドル付近で推移
- 米ドルカナダドルは9月からの上昇トレンドが継続中
- 豪ドル米ドルは直近安値の更新に注目
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は10日移動平均線からもやや乖離が進んでおり、薄商いのなか一時158円台に続伸した。12月中旬から円安ドル高が顕著になっており、日銀の利上げ見送りをきっかけに円安に勢いがついた。

大きな上昇チャネル内を推移しており、159.23円を目指して上昇すると予想する。159.23円はフィボナッチエクスパンションの61.8%ならびに月足抵抗線に該当する。
今日の経済指標とイベント(12月27日)
- 8:30(日本時間)、東京都コアCPI
- 8:30(日本時間)、日本失業率
- 8:30(日本時間)、日本小売業販売額