米国の感謝祭を控え、為替市場ではリスクオフの円買いが優勢となった。主要通貨ペアでは、米ドル円が1.23%下落し最も大きな下げを記録。トランプ氏の関税に関する発言がリスクオフ要因となり、ドル円は151円台前半まで下落し、200日移動平均線を割り込んだ。
豪ドル円も98円台前半まで下落し、ボリンジャーバンドがエクスパンション期に入っており、新たなトレンドの発生が示唆される。
なお、感謝祭で米株式市場は休場となり、為替市場の流動性低下に注意が必要となっている。
豪ドル円は下落、為替相場はリスクオフの円買い
豪ドル円の日足チャートを分析する。豪ドル円はボリンジャーバンドのバンドが上下に幅広く拡がる「エクスパンション期」となっている。今後、新たなトレンドが発生する可能性を示唆する。豪ドル円は約2ヶ月間の狭いレンジ相場を終えて、下方向へブレイクアウトしている。
RSIが42となっており、下落基調を示す水準で推移。月足支持線である97.50円を割ることができるかが今後の焦点となりそうだ。