米国の感謝祭を控え、為替市場ではリスクオフの円買いが優勢となった。主要通貨ペアでは、米ドル円が1.23%下落し最も大きな下げを記録。トランプ氏の関税に関する発言がリスクオフ要因となり、ドル円は151円台前半まで下落し、200日移動平均線を割り込んだ。
豪ドル円も98円台前半まで下落し、ボリンジャーバンドがエクスパンション期に入っており、新たなトレンドの発生が示唆される。
なお、感謝祭で米株式市場は休場となり、為替市場の流動性低下に注意が必要となっている。
豪ドル円は下落、為替相場はリスクオフの円買い
前日価格変動TOP3
- USDJPY -1.23%
- CADJPY -1.02%
- AUDJPY -0.84%
NY市場マーケットハイライト
- 米感謝祭前のポジション調整がすすむ、ドル円は151円台前半に下落
- トランプ氏の関税表明でリスクオフか、利益確定の動きもあり
- 財務長官にベッセント氏起用、長期金利低下を見越してドル売りの動き
- 本日は感謝祭のため、米株式市場は休場
- 為替市場も流動性が低くなるため注意が必要
- ドル円は200日移動平均線を割り込む、151.05円で推移
- ゴールドは小幅に反発、2635ドル付近で推移
- ユーロドルは上昇、1.056ドル付近まで大きく上昇
- 豪ドル円は98円台前半、ボリンジャーバンドがエクスパンション期
- 豪ドル円の下値目安は97.50円、流動性低下で割り込みは難しいか
- カナダ円やユーロ円、ポンド円も200日移動平均線を割って推移
豪ドル円テクニカル分析
豪ドル円の日足チャートを分析する。豪ドル円はボリンジャーバンドのバンドが上下に幅広く拡がる「エクスパンション期」となっている。今後、新たなトレンドが発生する可能性を示唆する。豪ドル円は約2ヶ月間の狭いレンジ相場を終えて、下方向へブレイクアウトしている。
RSIが42となっており、下落基調を示す水準で推移。月足支持線である97.50円を割ることができるかが今後の焦点となりそうだ。
今日の経済指標とイベント(11月28日)
- 米感謝祭(米株式閉場)
- 22:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数