トランプ大統領の関税政策転換により市場は動揺。カナダ・メキシコへの関税発動や中国への追加関税の可能性が示唆され、投資家は警戒感を強める。この影響でドル買いが進行し、ゴールドは2877ドル台まで急落。
米株式市場も大幅下落し、ナスダックは200日移動平均線に接近。ドル円は一時150円台に上昇するも反落。原油は関税による供給減懸念から上昇、VIXも16から18へ上昇しボラティリティが高まっている。
ゴールドのテクニカル分析では、23.6%のフィボナッチレベルを下回れば2812ドルまで下落する可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.39%
- USDCAD +0.68%
- USDJPY +0.49%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は大幅下落、ナスダックは200日移動平均線に接近
- トランプ大統領は発言を一変、カナダ・メキシコへの関税は予定どおりか
- 中国に新たな追加関税を課すとコメント、投資家は戦々恐々の状態
- ドル円は一時150円台に上昇も10日移動平均線で反落
- 米失業保険申請件数が増加、政府機関の人員削減が影響
- 原油は上昇、カナダ・メキシコへの関税政策で供給減を懸念
- ドルインデックスが上昇、為替相場ではドル買いが優勢に
- ゴールドはドル買いによって急落、利益確定売りの動きも重なる
- ユーロドルは90日移動平均線で反落、1.04ドルを割り込む
- 米ドルカナダドルは再び上昇基調、200日移動平均線で反発
- VIXも上昇傾向、16から18に上昇しボラティリティが高まる
テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは10日移動平均線を割っており、調整の動きが強まっている。関税政策が始まるという懸念からドル買いが強まり、ゴールドの割高感が強まったようだ。ゴールドは2877ドル台まで下落している。

フィボナッチリトレースメントの23.6%で終値を迎えており、23.6%を下抜けすれば、2812ドルの38.2%まで下落する可能性も考えられる。
今日の経済指標とイベント(2月28日)
- 8:30(日本時間)、東京都コア消費者物価指数
- 8:50(日本時間)、日本小売業販売額
- 22:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 22:30(日本時間)、米個人消費支出物価指数