トランプ関税発言で市場リスク回避:ゴールド上昇、ドル円・ユーロドルの動向は?米トランプ大統領の関税に関する発言を受け、市場ではリスク回避の動きが強まった。これによりゴールドは2763ドルまで上昇し、堅調な値動きを示している。
ドル円は3日ぶりに上昇し転換線を上回ったものの、RSIは47と上昇転換とは判断できない状況である。ユーロドルは反落し、雲が抵抗帯として機能している。
ゴールドの日足チャートでは、90日移動平均線が支持線として機能し、RSIは64と上昇基調を示唆している。2785ドル付近のダブルトップの高値更新が注目される。
今後は日銀金融政策決定会合議事要旨、FOMC声明、米FRB政策金利発表など重要イベントが控えている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.85%
- USDJPY +0.67%
- AUDUSD -0.58%
NY市場マーケットハイライト
- 米大統領は一律関税についてコメント、2.5%よりも高くなると発言
- 関税懸念が強まるとドル高になる傾向、ドルインデックスは上昇
- 米株価指数は落ち着く、エヌビディアは買戻しの動き
- ドル円は3日ぶりに上昇、転換線を上回る
- ドル円のRSIは47となり上昇転換とは判断できず
- ゴールドは2763ドルまで上昇、転換線が支持線として機能
- ダブルトップの高値である2785ドル付近を更新できるかに注目
- ユーロドルは反落、雲が抵抗帯として機能
- ユーロドルは「陽線+上ヒゲのローソク足+陰線」の宵の明星に類似
- ビットコインはさえない動き、10万ドル台はキープ
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートについて分析する。米トランプ大統領の関税をめぐる発言によってリスク回避の動きが強まり、ゴールドは堅調に上昇基調を維持している。転換線が支持線として機能しており、年初からの上昇基調をキープ。再度最高値更新が期待される。
90日移動平均線も支持線として機能しており、上向きとなっている。RSIは64となっており、上昇基調を示唆。昨日の高値である2763ドルを更新するかどうかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(1月29日)
- 8:50(日本時間)、日銀金融政策決定会合議事要旨
- 9:30(日本時間)、豪消費者物価指数
- 20:00(日本時間)、カナダ中銀政策金利発表
- 深夜0時(日本時間)、カナダ中銀記者会見
- 翌4:00(日本時間)、FOMC声明
- 翌4:00(日本時間)、米FRB政策金利発表
- 翌4:30(日本時間)、FOMC記者会見