衆議院選挙で与党が過半数割れとなり、政治的不安定化への懸念から円安が進行。ドル円相場は一時153.88円まで上昇し、その後153.29円で終値をつけた。石破政権は野党との連携を模索する中、市場は金融政策の引き締めが難しくなると判断。株式市場は上昇傾向を示した。
為替市場ではユーロ円が上昇し、ゴールドは3日連続で上昇。一方、原油価格は中東情勢の緩和観測から大幅安となった。ドル円のテクニカル分析では、RSIにダイバージェンスが出現しており、153.30円が重要な節目となっている。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD -5.12%
- EURJPY +0.86%
- GBPJPY +0.74%
NY市場マーケットハイライト
- 衆議院選で与党惨敗、ドル円は円安で反応し一時154円に迫る
- 日本の政治不安定化が懸念、イベントを終えて株高で反応
- 石破政権は継続を野党との連携を図る、市場は利上げしにくいと判断か
- 米株価指数は小幅反発も様子見姿勢、米雇用統計を金曜日に控える
- ドル円はフィボナッチ61.8%の153.30円が意識される
- ユーロドルは上昇、ダブルトップが完成し下落が一服
- オセアニア通貨ペアは下落基調、NZドル米ドルは雲を下抜け
- ユーロ円は窓を開けて雲を上抜け、フィボナッチの50%を上抜ける
- ゴールドは3日続伸、26日移動平均線を意識しながら上昇トレンド継続
- 原油は大幅安、イスラエルとイランの対立がやや緩和ムードか
ドル円テクニカル分析
ドル円の4時間足を分析する。ドル円は先週152.30円台で終値を迎えていたが、週明けは153.30円が始値となり、窓を大きく開けた。一時154.88円まで上昇したが、窓埋めの動きとなり、153.29円で終値を迎えている。
RSIを分析すると、明らかに高値が切り下がっており、ダイバージェンスが出現している。153.30円が最後の防衛ラインとなり、戻り売りも相当程度強くなると予想できる。調整の動きを待ちたい。
今日の経済指標とイベント(10月29日)
- 8:30(日本時間)、日本失業率
- 23:00(日本時間)、米消費者信頼感指数
- 23:00(日本時間)、米JOLTS求職