米感謝祭の休日で市場の流動性が低い中、ドル円相場が200日移動平均線を下回り、上昇トレンドが崩壊した。150円割れが視野に入り、下値には雲チャートが控えている。
他の通貨ペアは、ユーロドルが利下げを織り込んで横ばい、ポンドドルは1.2685ドル近辺で推移。原油は67ドル台、ゴールドは2630ドル台で方向感に欠ける展開となった。
テクニカル分析では、ドル円のRSIが49と下落基調を示し、フィボナッチ分析では143.05円、134.75円が下値目標として浮上している。
ドル円は200日移動平均線割れ、上昇トレンドは崩れる
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は200日移動平均線を割っている。200MAを割るのは10月下旬以来である。転換線が基準線を下回っており、遅行線も、まもなくローソク足を下回るだろう。雲が下値に控えているが、雲上限価格である148.50円付近まで下落する可能性もある。
RSIが49となっており、下落基調を示す水準で推移。大きなフィボナッチエクスパンションを描画すると61.8%が143.05円、100%が134.75円となっている。下落リスクに警戒したい。