ユーロドルは3日連続で下落し、52日移動平均線を下回った。これはウクライナと米国の会談が決裂し、両者が激しく対立したことが主因である。会談決裂により停戦への期待が後退した。
米国株は反発したが、ナスダックの回復は鈍い。ドル円は150.69円付近まで上昇し、ゴールドは4日連続で下落した。ビットコインは一時7万8000ドルまで下落したものの、長い下ヒゲを形成した。
ユーロドルは現在、雲の中で不安定な動きを続けており、1.04ドルが重要な支持線となっている。本日はユーロ圏消費者物価指数や米製造業関連の経済指標の発表が予定されている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -0.68%
- USDJPY +0.49%
- AUDUSD -0.40%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は反発、ナスダックは戻りが鈍い
- ウクライナと米国の会談は決裂、共同記者会見もなし
- テレビカメラの前で激しく口論に、立場の違いが鮮明
- トランプ政権は輸入木材への関税を検討、調査を指示と報道
- ドル円は150.69円付近に上昇、転換線を終値で上回る
- ゴールドは4日続落、フィボナッチリトレースメントの23.6%を割り込む
- ユーロドルは3日続落、雲の中で不安定な推移
- ビットコインは一時7万8000ドルに下落も、長い下ヒゲを形成
- 銅への関税をめぐる不安で豪ドル米ドルは7日続落
- ポンド円は安値付近で反発も狭いレンジ内での推移が継続
テクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは続落し、再び52日移動平均線を割り込んでいる。米国とウクライナの会談が決裂し、期待されていた契約の合意などが果たされなかった。そのため、期待されている停戦が遠くなってしまったと市場は受け止めている。

現在は雲の中で推移しており、不安定な推移が続くと考えられる。1.04ドルが支持線として機能するのか、注目したい。
今日の経済指標とイベント(3月3日)
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏消費者物価指数
- 23:45(日本時間)、米製造業購買管理者指数
- 深夜0時(日本時間)、米ISM製造業購買担当者景気指数