米GDPが3.0%に上方修正され、ドル買いが強まったことでユーロドルが続落した。米失業保険申請件数も予想を下回り、NY時間はドル高傾向が続いた。株価指数は反発し、ダウ平均株価は再び高値を更新している。
ユーロドルの日足チャートでは、一目均衡表の転換線を割り込み、フィボナッチリトレースメントの23.6%付近で攻防が続いている。23.6%を下回ると、1.10ドル付近まで下落する可能性がある。
本日は米コアPCE物価指数など重要な経済指標の発表が予定されており、FRBの利下げ見通しへの影響が注目されている。これらの指標次第でドルの動向が左右される可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.61%
- EURUSD -0.37%
- GBPUSD -0.19%
NY市場マーケットハイライト
- 米GDPが上方修正され3.0%に、個人消費も2.9%に上方修正
- 米失業保険申請件数は予想を下回って推移、NY時間はドル高
- 株価指数は反発、ダウ平均株価は再び高値更新
- 米コアPCE物価指数が本当に下落傾向にあるかに注目
- FRBが利下げ見通しを変更すれば、ドルの買い戻しが発生する可能性
- ドル円は2日続伸で一時145円台、転換線を上回れず
- ユーロドルは高値圏から2日続落、転換線を割ってフィボナッチ23.6%
- ポンドドルは2日続落、特に目立った材料なく1.314ドルが支持線
- 豪ドルは上昇も、0.68ドルのラウンドナンバーが強い抵抗線
- ゴールドは2510ドル付近まで下落も最終的にプラス圏で引ける
- 原油は供給量減少により上昇し包み足を形成、押し安値を形成か
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。一目均衡表の転換線を割っており、現在はフィボナッチリトレースメントの23.6%付近での攻防となっている。23.6%を割り込めば、38.2%と基準線が重なっている1.10ドル付近まで下落する可能性がある。しかし、1.10ドルはラウンドナンバーでもあり、押し安値が形成される確率が高い。
本日、米物価に関連する経済指標が発表予定であり、FRBの利下げ見通しが修正になるのかどうかに注目が集まっている。RSIは58であり、RSIが50付近になれば、押し目買いが強くなるかもしれない。
今日の経済指標とイベント(8月30日)
- 8:50(日本時間)、日本鉱工業生産
- 18:00(日本時間)、EU消費者物価指数
- 21:30(日本時間)、米コアPCE物価指数
- 21:30(日本時間)、カナダGDP
- 23:00(日本時間)、米ミシガン大学消費者信頼感指数